政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
一般会計は、中小企業貸し付けのための金融機関への預託金を除くと、実質2・9%増の積極型。門川大作市長は「東京一極集中を打破し、人口減少社会に挑戦する予算」と強調した。
歳入は、所得増や市中心部の地価上昇で、個人市民税と固定資産税が増え、市税収入が前年度より約9億円多い2521億7600万円。財源不足を補うため、職員削減や事業の見直し、土地売却などで約81億円を捻出した。
歳出では、社会福祉費が目的別で最多の2892億3000万円(前年度比1・3%増)。民間保育所などの整備費助成に11億5000万円、放課後に子どもが通う学童クラブの対象を、小学3年生までから6年生に拡大する事業などに9億8000万円を計上した。
教育文化費は、前年度より約58億円多い665億2100万円。16年1月開館予定のロームシアター京都(旧京都会館)のオープニング事業(2億2900万円)などに充てる。都市建設費は約24億円増の950億5600万円で、老朽化した二条大橋など、橋の修繕や耐震補強に40億8700万円をかける。
15年末時点の市債残高は、前年度より約321億円増の約1兆3018億円を見込む。国が償還を負担する臨時財政対策債を除いた残高は、前年度より約35億円減の約9130億円となる見通しで、市民1人が62万円の借金を背負う計算だ。
国民健康保険などの特別会計は計6893億円、市バス、上下水道などの公営企業会計は計2535億円となった。
市は一般会計総額59億8600万円の2月補正予算案も発表。国の緊急経済対策の交付金20億円を活用し、外国人向け観光ガイドの育成(1000万円)など19事業を実施する。
同社によると、野菜チップスはバナナやサツマイモなどをフィリピンとベトナムの工場でスライスし、油で揚げた状態で輸入。国内で包装して卸売業者などに販売している。
6日に購入した男性から7日に指摘を受け、包装フィルムや容器を調べたところ、穴や傷はなく、外部から混入された可能性は低いと判断。同じ日に加工された商品を回収対象とした。9割以上は熊本県内で販売されているという。
国内でカッターナイフを使う工程はなく、同社は海外の加工元に原因調査を依頼。金属探知や目視による確認も強化する。問い合わせはあさひ(0120・73・2288)へ。
過去のカウパレードで展示された牛(島田俊徳さん提供)
牛の実物大模型をカラフルにデザインし、公共の場所に展示するアートイベント「カウパレード・ニセコ」が6月から10月まで、北海道南西部のニセコエリアで開催される。現在、制作者を募っており、実行委員の島田俊徳さんは「北海道にゆかりのある芸術家や美術学校の学生らも、ぜひ参加して」と呼び掛けている。募集は2月末まで。
カウパレードは1999年の米シカゴに始まり、これまで世界79都市で開催されてきた。日本では東京で3度開催されたことがあり、北海道は2カ所目となる。
牛の模型はグラスファイバーでできており、大きさは約2メートル、重さ80キロ。立ったり、座ったりしている3種類のポーズから1種類選び、制作者が自由に色や柄を塗る。
牛は約50体作られ、ニセコ町や倶知安町などに飾られて誰でも観覧できる。期間の後半にはオークションにかけられて、小児がんを患う子どもたちを支援するNPO法人「シャイン・オン!キッズ」などに収益が寄付されるという。
島田さんは「ニセコの冬はスノーリゾートとして定着したが、緑の多い夏にも、大自然に加えアートを楽しみに多くの人に来てほしい」と期待を込める。【もぎたて便】
博物学者・南方熊楠(1867~1941年)が好んだ「安藤ミカン」のジュースを、田辺市上秋津の農業法人「きてら」が初めて製造した。熊楠が農家を助けようと普及を図ったゆかりのミカンはさっぱりした味わいと上品な香りが特徴で、販売した90本はすでに完売。自信を深めた地元では来季に向け、特産ジュースとして増産する計画だ。(田山一郎)
安藤ミカンは、ハッサクに似たソフトボール大の晩柑。江戸時代、紀州藩田辺領地の藩士、安藤治兵衛の邸内に自生したと伝えられ、その名がついた。
熊楠の居宅の庭にもあり、熊楠は、果汁を搾って好んで飲んだほか、「ホテルで外国人相手に出せば、農家を潤す」と、かんきつ類栽培が盛んだった旧上秋津村(現・田辺市上秋津)の村長に苗木50本を贈った。
村長らは「ミナカタオレンジ」と名付け「世界的な学者の名前とともに海外に名を広げよう」と意欲を燃やしたが、戦争の激化で中断に追い込まれた。
同市では2000年頃から「熊楠ゆかりのミカンジュースを復活させよう」という取り組みが再燃。熊楠の旧居宅を管理する南方熊楠顕彰館(同市中屋敷町)から孫木を譲り受け、苗木を育ててきた。
今年、ようやく一定量の収穫にこぎつけ、1月末に農家15軒が収穫した約200キロを搾ったジュースを瓶詰めし、90本(1本500ミリ・リットル)を製造した。きてら専務の原拓生さん(46)は「ほかにない、すっきりした味わいと、気品のある香りに驚いた。熊楠が愛した理由がよくわかる」と喜ぶ。
顕彰館は「約80年の歳月を経て、熊楠の遺志を継ぐ貴重な取り組みは大変喜ばしい」とし、50本をイベント用に購入。残る40本は今月11日、産直店で1本840円(税込み)で販売され、1時間半で売り切れた。
きてらは来季に向け、苗木を協力農家に配り、収穫量を増やす計画で、「樹勢が強くて栽培にも手間がかからず、耕作放棄地の再生にもつながる。おいしいジュースを作っていきたい」と意気込んでいる。
鯖江市西山動物園(鯖江市桜町)に13日、岡山市の池田動物園から雄のレッサーパンダ「たいよう」(1歳)が仲間入りした。14日午前9時から一般公開される。
たいようは2013年6月生まれ。到着後、輸送用のかごから出ると早速、飼育舎の柵をよじ登って木に移り、においを確認したり、周りを見渡したりした。
西山動物園によると、レッサーパンダの繁殖期は1~3月で、今後、雌のミルキー(1歳)との相性を見極めながら、同じ飼育スペースで「同居」させる予定。成功すれば6~7月頃に1、2頭生まれるという。
園内では14年12月に雄のチャタ、今月2日に雌のララが死んだため、飼育数が7頭に減っていた。16年4月には北側の隣接地に新たなレッサーパンダ舎の建設が計画されており、担当者は「若い2頭に元気な赤ちゃんが生まれてくれれば」と期待していた。