政治そのほか速
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21日開幕の選抜高校野球大会に出場する県岐阜商は16日、甲子園球場での事前練習を行った。30分の持ち時間でシートノックや走塁などの練習をグラウンドいっぱいに使って行い、選手らはベースカバーのタイミングや、ボールの見え方などを確かめていた。
大会屈指の本格派右腕・高橋純平主将はマウンドで10球ほど投げ込んだ。「目標は全国制覇だが、一試合ずつ丁寧に投げていきたい」と語った。小川監督は「まずは初戦突破。一球一球大切に取り組むことで結果は後からついてくるはずだ」と期待していた。
今月、西宮市の武庫川女子大付属高を卒業した宮崎麻衣さん(18)(尼崎市西難波町)が、阪神タイガースの球団歌「六甲おろし」の歌詞を書いた書道の作品を13日に球団に贈った。高校時代、書道部で活躍する一方、タイガースを熱狂的に応援。そんな球団への思いを卒業前に作品に残そうと約3か月かけて完成させた。作品は選手寮「虎風荘」に飾られる。
宮崎さんは4歳から書道を始め、高校では、昨年春の選抜高校野球大会で龍谷大平安高(京都)の校名プラカードを書いたほか、全国高校総合文化祭で県代表に選ばれるなどした。
元々、高校野球が好きで、2年前にファンだった選手がタイガースに入団したのを機に、甲子園球場に年7、8回、足を運び、テレビ中継も全て録画するようになった。
作品は縦50センチ、横1・5メートル。昨年秋に校内であった文化部発表会に合わせて仕上げたもので、六甲おろしの一番の歌詞が力強く書かれている。発表会で藤原邦彦校長が目を留め、昨年末に友人の坂井信也・球団オーナーに写真を見せ、寄贈を打診していた。
西宮市社家町の西宮神社で行われた贈呈式では、宮崎さんが「(作品を見て)次の試合へ闘志を燃やして下さい」などと述べ、和田豊監督に作品を手渡した。必勝祈願のため選手らと同神社を訪れていた和田監督は「心のこもった作品をありがとう」と応じていた。
宮崎さんは「『オウオウ』や『フレフレ』の文字から、躍動感を伝えたかった。今シーズンは、今まで以上に応援に力が入りそうです」と話していた。
府警は、特殊詐欺の被害を防ぐための啓発用の短編動画の制作に乗り出した。府内全25署で、それぞれ1分前後の映像をつくり、4月から金融機関や病院、駅などで放映してもらう予定だ。パトカーの拡声機を使った不審電話に対する注意喚起、現金受け取り時に身分証が必要な預金小切手の活用、キーワード冊子の作成など次々と対策を講じる府警が新たに、映像で特殊詐欺への警戒を呼びかける。(松田卓也)
府警によると、昨年、特殊詐欺の被害者123人にアンケート調査を行ったところ、特殊詐欺への注意を促す広報を「知っていた」と答えたのは37人。また、啓発が期待される自治会など地域団体に所属していたのは21人にとどまった。
そこで、府警は、西京署が2月に制作した特殊詐欺に対する注意喚起用の動画に着目。4月に阪急桂駅西口(西京区)に開設予定の交番に大型ディスプレーが設置されるのに伴い、同署は交通安全や盗撮防止を訴える内容とともに、特殊詐欺をテーマにしたものも制作した。
映像では、銀行協会の職員をかたる男から電話で、「キャッシュカードが不正に利用されている」と言われた女性が詐欺と気づいて警察に通報。カードを受け取るため、自宅に現れた犯人を逮捕するまでが約1分でまとめられていた。
府警は「短編の動画は、要点を絞って伝えることができ、啓発効果は高い」と、全署での制作を決めた。
警察官による寸劇や人形劇、アニメなど形式は自由。警察官や金融機関の職員を装ってキャッシュカードを詐取したり、架空の社債取引を持ちかけて手数料を要求したりするなど実際に使われた手口を、各署が重複しないよう調整する。
制作にあたっては、警察官だけでなく、寸劇サークルや幼稚園児に登場してもらうなど地域住民とも協力しながら進める計画もあるという。府警は、完成した映像を、啓発用チラシの配布などで協力してもらっている金融機関や病院に配る予定で、多くの利用者の目に触れる駅にも放映を要請していく。全署にも映像を送り、各署管内で多発している手口に合わせて、動画の中から注意喚起に効果的だと思われる映像を選択し、各場所で流してもらうという。
中邨仁・刑事部次長は「被害を防ぐため、考えられる手は、どんどん打っていく。警察官がリアルな手口を表現することで、いざという時に、すぐ詐欺だと気づけるような映像にしたい」と話している。
◇岡山電気軌道 「おでんしゃ」初運行
岡山電気軌道の路面電車「KURO」の車内で、おでんと酒を味わう「おでんしゃ」が14日、岡山市内を走り、市民ら18人が一日だけの〈走る居酒屋〉を楽しんだ。
おでんしゃは、愛知県豊橋市の豊橋鉄道が毎冬、同市内の路面電車で実施。両社が姉妹縁組を締結したのを記念し、小道具を借り受けるなどして岡山電気軌道が初めて企画した。
黒を基調にレトロでシックなデザインの車両が、赤ちょうちんとのれんで酒場に変身し、午前11時に岡山駅前を出発。約2時間かけて市内を巡る間、乗客は豊橋名産のちくわやうずらの卵、青じそ入りの練り物などを満喫した。
同市南区東畦、パート従業員杉本敏一さん(65)は「素材にこだわったおでんはおいしく、ビールが進む」と上機嫌。同社は「好評なら、今後の運行も検討したい」としている。
◇SP京都戦 逆転弾「仲間信じた」
サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)の奈良クラブは14日、奈良市鴻ノ池陸上競技場でSP京都FCに2―1で逆転勝ちした。今季初めてJFLに参戦した奈良クラブのホーム開幕戦。客席には約1000人のサポーターが集まり、J3昇格を目指す選手たちに熱い声援を送った。
奈良クラブは前半6分に先制点を許す苦しい立ち上がり。しかし、ホーム初戦の固さが抜けた同20分、FW鶴見聡貴選手がゴール正面でボールを受け、豪快な左足シュートでネットを揺らし、同点ゴールを決めた。
後半は両チームとも繰り返しシュートを放ったがゴールを割れず。それでも奈良クラブはFW堤隆裕、岡山一成両選手らを投入して攻撃的な姿勢を貫いた。
同42分、カウンター攻撃の勢いに乗ってDF三浦修選手も相手陣内まで駆け上がり、左サイドからの浮いたボールを左足ボレーでゴールに突き刺した。三浦選手は「仲間がつないでくれると信じていた」と、決勝ゴールを喜んだ。
中村敦監督はJFL初勝利について「J3昇格へのスタートライン。この試合の課題を修正し、次の試合に臨みたい」と語った。
客席で観戦した橿原市の小学1年、岡橋龍之介君(7)は「勝つと信じていた。またスタジアムに来て応援したい」と興奮気味だった。