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いまは北陸新幹線や上野東京ラインなど、ダイヤ改正の話題で持ちきりだけど、その一方で心配な路線がある。JR北海道の日高本線だ。2015年1月の高波被害で線路脇の護岸設備が損傷、線路の盛り土が流出したため、大半の区間が不通となっている。
車窓からサラブレッドも見える日高本線(写真はイメージ)
現在は苫小牧~鵡川間のみ列車を運行し、鵡川~様似間はバス代行運転中だ。報道によると、復旧には数十億円の費用がかかると報じられた。JR北海道の中でも乗客数が少ない赤字路線だけに、JR北海道は自力での復旧は困難とし、地元の支援を求めている。
日高本線は、「本線」とは名ばかりの閑散路線だ。しかし、かつては支線を持ち、札幌駅発着の急行「えりも」が3往復も走るなど、本線の体裁を整えていた。沿線にはサラブレッドを生育する牧場もあり、鉄道ファンだけではなく、競馬ファンにも親しまれている路線である。今回は復旧への願いも込めて、日高本線の現在のダイヤと過去のダイヤを比較してみよう。
日高本線の列車ダイヤ(2014年12月)
被災前の日高本線は普通列車のみ。最も運行本数の多い区間は苫小牧駅と鵡川駅の間だ。苫小牧駅は室蘭本線の駅でもある。苫小牧市は人口約17万人の都市で、むかわ町は約8,000人。この区間の通勤通学と生活需要が多いようだ。運行間隔は時間帯によって異なり、区間列車のおかげで朝夕は1時間未満の時もある。終点の様似駅へ行こうとすると、日中は約4時間も列車がない。
静内駅で停車時間の長い列車もある。静内駅を境に生活圏が分かれるのかもしれない。終点の様似駅から上り列車は1日7本しかない。日高本線の全区間を乗り通すと3時間以上かかる。ローカル線としては距離が長いから、列車の運行が少なくても2~3回のすれ違いが発生する。列車の線を見ると、鵡川駅、日高門別駅、静内駅、本桐駅ですれ違いが行われている。
始発列車は苫小牧駅、静内駅、様似駅から発車する。これらの駅には運転士の待機設備もあることだろう。赤字ローカル線だから、費用を削減するために苫小牧駅以外は無人駅として、起点駅から一番列車を出し、終点で折り返して帰りの始発列車にしたい。しかし、日高本線は距離が長すぎる。各駅の朝の便を確保するために、これらの駅の設備は必要だろう。
運行間隔が空いているとはいえ、全区間直通する列車が5本あり、区間運転も設定されている。地方の人々にとって、普段の足はクルマ。列車は遠くへ行くときの特別な乗り物だ。このくらいの運行本数でも良いかもしれない。
この日高本線には、かつて急行が3往復も走った時期がある。1978(昭和53)年10月。いわゆる「ゴオ・サン・トオダイヤ改正」の時刻表を見てみよう。
日高本線の列車ダイヤ(1978年10月)
青線は急行「えりも」だ。札幌駅を発着する急行列車で、この当時は3往復あった。2往復が苫小牧~様似間を急行運転している。「えりも2号」は静内発札幌行、「えりも5号」は札幌発静内行だけど、実際は静内~様似間も普通列車として直通している。日高本線内の追い越しはなし。下り急行を追いかけるように普通列車があり、上り急行の露払いをするように普通列車が走る。急行列車が停まらない駅の利用客を考慮したと思われる。
苫小牧駅の次の急行停車駅、鵡川駅から富内線が分岐していた。富内線は鵡川~日高町間を結ぶ82.5kmの路線だった。日高本線は当初は「日高線」だったけれど、富内線という支線が開業したので「日高本線」になった。富内線の列車の一部は日高本線に乗り入れ、苫小牧駅を発着している。表の苫小牧~鵡川間の区間列車も富内線直通列車だ。他にも日高本線の一部列車が鵡川駅で分割し、富内線に乗り入れている。鵡川駅で停車時間が長い列車は、分割または連結作業を行っている。
2014年と1978年を比べると、列車の運行本数はほぼ同じ。ただし、2014年のほうは急行列車がなく、すべて普通列車だ。札幌直通列車がないことは残念だけど、運行間隔が調整されている。日高本線沿線から苫小牧へ向かう人々にとっては、2014年のほうが便利そうだ。ただし、1978年10月の交通公社時刻表は国鉄バスの便も合わせて記載されていた。列車とバスを組み合わせて、利用者の便宜を図っていたようだ。
さらに過去のダイヤを見てみよう。1964(昭和39)年10月改正。東海道新幹線が開通した当時の時刻表をダイヤにしてみた。
日高本線の列車ダイヤ(1978年10月)
青い線の列車が2往復ある。これは準急「えりも」「日高」だ。当時は同じ区間の優等列車でも「列車名+●号」とせず、別の名前を付けていた。きっぷの発行間違いや乗り間違いを防ぐためだと思われるけれど、東海道新幹線開業で「ひかり●号」「こだま●号」という列車名が使われ、効果的だったことから、やがて在来線も「列車名+●号」が採用されるようになった。準急「えりも」「日高」は後に統合されて急行「えりも」となり、1往復が増発されたというわけだ。
普通列車は原則として4時間おき。朝と夕方、乗客の多い区間に増発されている。静内駅からの始発列車が4時台となっていて、苫小牧駅に8時すぎに着く。当時は3時間半もかけて通勤、通学する人がいたのだろうか? その代わり終列車は早い。現在に比べると、当時の人々は早寝早起きだったかもしれない。
日高本線のダイヤの変遷を見ると、準急から急行へ昇格、急行の廃止という経緯はあるけれど、列車の運行本数は減っていないようだ。乗客の総数は減ったとしても、その時間に列車を必要としている人がいる。どうか同じ運行本数で復旧してほしいと願う。
※写真は本文とは関係ありません。
メニューも豊富でつい食べ過ぎてしまう(写真は「レガロホテル宮崎」)
全国展開する大手ビジネスホテルチェーンに対抗すべく、地方の小規模ホテルチェーン、独立系ビジネスホテルなどが”進化系ビジネスホテル”として秀逸なサービスを提供するケースが増えている。特にその傾向は西日本に多い。そこで今回、宮崎県のビジネスホテル無料モーニングに着目してみた。
なお、この企画では、地元密着の独立系や小規模チェーンのビジネスホテル無料朝食にスポットを当てており、また、本文では別途料金が発生する「有料朝食」との対比で「無料朝食」と定義している。
九州のホテルは朝食に注目
九州全体で見てみると、例えば、ホテルフォルツァチェーン(福岡県・大分県・長崎県)やJR九州ホテル(大分県・佐賀県を除く九州全県)などは有料朝食ではあるが、シティホテルの高級朝食クラスを凌駕するクオリティーを実現している。もちろん、無料朝食でも健闘が光るホテルはとても多い。
なお、この企画では、地元密着の独立系や小規模チェーンのビジネスホテル無料朝食にスポットを当てており、また、本文では別途料金が発生する「有料朝食」との対比で「無料朝食」と定義している。
冷汁でさっぱりと
まず訪れたのは「宮崎ファイブシーズホテル」。繁華街にある利用しやすい料金体系のホテルだ。朝食会場はシンプルな空間ながら、テーブルと椅子数組を中心に、コの字型にレイアウトされた会場は料理も取りやすく導線も良い。
まず目が止まるのは、ホットプレートに乗せられた熱々ソーセージ。その横にはサラダとゆで卵が備えられている。マヨネーズ、ケチャップはもちろん、ごまドレッシングにマスタードまで置かれているのはうれしい。
そんなメニューをピックアップしつつホカホカご飯の炊飯器まで移動すると、なんと隣のガラス器には宮崎の郷土料理「冷汁」が。もちろん、ご飯にかけておいしくいただいた。食欲がない朝でもサラっと楽しめる健康食はありがたい。そしてデザートには、ヨーグルトやバナナなどと充実してラインナップである。
「宮崎ファイブシーズホテル」では冷汁は必食!
冷汁はかけ放題
ホットプレートで熱々に
「贈り物」を実感できる朝食
宮崎県の独立系ホテルで言うと、県庁近くの「レガロホテル宮崎」もオススメ。宮崎駅からは徒歩10分ほどで、繁華街からも近い立地ゆえに”使える”ホテルだ。明るく開放的なロビーでは、高級チェアに座ってチェックインできる。広めで機能的な客室もポイントが高い。
選びたい放題な「レガロホテル宮崎」の朝食たち
そんなホテルの無料モーニングは充実の内容だ。焼き物、揚げ物など10皿以上が並ぶメニューは圧巻。ソーセージにはフライドポテトも添えてあり、焼き魚、パスタに焼きそば、そしてポテトサラダ等々持ちやすいお皿のサイズにして、つい盛ってしまう。
パンも3種類用意され、もちろん横にはトースターが。ご飯にパン、パスタに焼きそばというラインナップは主食のチョイスに迷ってしまう。何より明るいスペースが、心地よい朝食時間を演出する。
レガロホテルの「REGALO」とは、イタリア語で”贈り物”を意味する。朝日が差し込む爽やかな空間で工夫と充実の無料朝食を満喫していると、「確かにこれは贈り物かも」などと感じてしまう、優雅な時間がここにはある。
朝日が差し込む、気持ちのいい朝がここから始まる
※記事中の情報は2014年12月取材時のもの
筆者プロフィール : 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。
「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
上野~東京間に新たな線路を敷設し、宇都宮線・高崎線と東海道線の相互直通運転および常磐線の品川駅への直通運転を行う上野東京ラインが14日に開業した。あわせて常磐線特急列車が「ひたち」「ときわ」に変更され、一部列車の品川駅乗入れが開始された。
上野東京ライン開業で宇都宮線・高崎線と東海道線が相互直通運転開始
常磐線特急列車は「ひたち」「ときわ」となり、一部列車は品川駅発着となる
上野東京ラインの開業により、上野駅や東京駅での乗換えを解消して所要時間短縮が図られるほか、京浜東北線・山手線上野~御徒町間の混雑緩和も期待される。同区間の現在の混雑率は約200%だが、上野東京ライン開業で180%以下になると見込まれている。
常磐線からは快速(成田線からの列車も含む)と土浦方面からの中距離電車、特急「ひたち」「ときわ」の一部列車が品川駅へ乗り入れる。「ひたち」は速達タイプ、「ときわ」は停車タイプの特急列車で、ともに「新たな着席サービス」を導入(グリーン車は除く)。従来の指定席・自由席の区分をなくし、普通車全席で座席指定が可能となるほか、新たに発売される「座席未指定券」をすることで、座席指定を受けなくても車内の空席に座れるという。「ひたち」「ときわ」では新たな料金体系も導入される。
なお、上野東京ライン開業を記念し、JR東日本は同社サイト内に特設ページを開設。東京駅から上野駅、上野駅から東京駅への車窓動画をそれぞれ楽しめる。
東京・代々木公園のイベント広場にて3月15日、「第2回アイラブアイルランド・フェスティバル2015」が開催される。
この週末は都内のアイルランドに行こう!
同イベントは3月17日のアイルランド最大の祝日である「セント・パトリックス・デー」を記念して開催されるアイルランドの祭典。「セントパトリックデー」は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどアイルランド移民が多い国々でも、アイルランドの文化や伝統に祝杯をあげ、共に祝う日となっている。アイルランド文化に関心があってお祭り好きな人なら誰でも参加して楽しむことができる日で、この日は代々木公園がアイルランドのシンボルカラーであるグリーンに染まる。
会場にはアイルランドの料理やドリンクを販売するブース立ち並び、メインステージではアイルランドゆかりのライブミュージックやダンスが披露される。今年は特に、NHK連続テレビ小説「マッサン」に楽曲提供している作曲家・富貴晴美さんや、「マッサン」の劇中音楽を担当するtricolor(トリコロール)などの出演も予定している。そのほか、アイルランドの工芸品や特産品などを扱うブースも出店し、アイルランドの雑貨などの買い物も楽しむことができる。
(左から)「オイスター・ロースト~殻つき牡蠣の蒸し焼き~」と「コンボ」
さらに、会場内の「ガンボ&オイスターバー」のサテライト店舗では、産卵前に身入りがよくなったプリプリの真牡蠣である”春牡蠣”を提供。「オイスター・ロースト~殻つき牡蠣の蒸し焼き~」(5個入り1,200円/1個300円)や、「コンボ」(ドリンク+カキフライ2個+蒸し牡蠣1個、1,200円)、「カキフライタコス」(800円)などを用意するという。
開催時間は10:00~18:00。入場無料で雨天決行となる。なお、同日の13:00からは原宿・表参道にて「第23回セント・パトリックス・デイ・パレード東京」も実施する。
※価格は税込
ライフビジネスウェザーは3月11日、「第6回 さくら開花・見頃予想」を発表した。
「第6回 さくら開花予想」
同社によると、東・西日本は3月下旬に咲き始める場所が多く、開花前線は4月の上旬に東北地方に達する予想だという。
3月後半以降の気温は全国的に平年並みか平年より高めとなり、花芽の成長は順調に進む見込み。関東や東北地方では、同社の第5回予想よりも開花が2日前後早まった所が多くなったという。東京都心は3月23日に開花の予想となっている。
全国の気象官署の中で最も早く開花を観測するのは、前回に引き続き”静岡”で3月22日となる見込み。そのほか、全般的に平年並みか平年より早い開花となるという。
「第6回 さくら見頃予想」
「さくら開花前線」北海道エリア
「さくら開花前線」東北エリア
「さくら開花前線」関東エリア
「さくら開花前線」中部・関西エリア
「さくら開花前線」中国・四国エリア
「さくら開花前線」九州エリア