政治そのほか速
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北海道小樽市の「おたる水族館」で、新種とみられるカジカが今月10日から特別展示されている。体長約10センチで体表に茶色の帯があり、大きな頭と目が特徴的だ。新種の魚は標本となることが多く、生きたまま展示されるのは珍しいという。
カジカは東北から北海道にかけて川や深海に生息。食用にもなり、一部は環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧類」に指定されている。
昨年3月、同館魚類飼育課の三宅教平さんが、北海道八雲町沖の水深250~300メートルの深海から展示のための魚を採集中、かごの中にこれまで見たことのないカジカを計6匹発見した。
北海道大や函館水産高校と共同で研究を進め、ひれの中の骨の数や、うろこの配置などから新種と判断。現在執筆中の論文が学術雑誌などに掲載されれば正式に新種と認定され、命名することになるという。
5匹は標本にし、1匹を同館で展示。多くの人がカジカを見に来館したが、深海魚のため暗い場所を好み、水槽の奥の方に隠れてしまうことが多いという。三宅さんは「北海道の海にも未知の世界があるという自然の奥深さを伝えたい」と話している。
岡山県は、笠岡市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認された問題で、14日午前0時に発生場所から半径3キロ以内に設定した家禽(かきん)の移動制限を解除した。周辺の養鶏場などで新たな感染が確認されていないため。これにより、県は全ての防疫措置を完了した。
赤十字国際委員会(ICRC)のマウラー総裁は13日、東京都内の日本記者クラブで会見し、イラクとシリアで活動する過激組織「イスラム国」が多様な勢力の集合体であり、支配地域での人道支援に当たって難しい交渉を余儀なくされていると明らかにした。
この中でマウラー総裁は、イスラム国が「(フセイン)旧政権関係者、イスラム原理主義勢力、国内外の戦闘員などさまざまなグループで構成されている」と説明。とりわけアサド政権やイスラム国、反政府勢力が入り乱れるシリアの状況は複雑で、ICRCが北部アレッポに人道支援物資を届ける際、安全なアクセス確保のための交渉に「6カ月間を要した」と語った。
その上で、現時点でイスラム国とは「『点』での接触にとどまっている」と指摘。アフガニスタンでの人道支援に当たって、反政府勢力タリバンの組織構成を理解するのに2~3年を要したことを挙げ、イスラム国の内情は依然不明な点が多いと強調した。
総裁はまた、イスラム国に拘束され「殺害」映像が公開された後藤健二さんについて、ICRCが昨年11月に後藤さんの家族から、居場所に関する情報がないか問い合わせを受けたと明かした。ただ、家族への返答内容や、後藤さんをめぐるイスラム国との接触の有無に関しては「詳細は話せない」と明言を避けた。同じく拘束された湯川遥菜さんの家族とは接触しなかったという。
【ベルリン時事】ドイツで開催中の第65回ベルリン国際映画祭で13日夜(日本時間14日朝)、最高賞の「金熊賞」を争うコンペティション部門に出品された日本のSABU監督の「天の茶助」が公式上映された。約1600人が埋めた会場には笑い声が何度も響き、上映後は大きな拍手に包まれた。
主演の松山ケンイチさんは、記者団に「どういう反応があるか楽しみにしていたが、僕が面白いと思っていた所で皆笑ってくれるので、僕も楽しくなって、最後は一緒に笑っていた」と満足した様子。SABU監督は「(全作品の中で)たぶん一番沸かせたと思います」と手応えを語った。
「天の茶助」は天界に住むお茶くみ係の茶助が思いを寄せる女性の命を救うため、地上に下りていく物語。SABU監督は上映前の記者会見で、「運命はマイナスなイメージが強いが、受け入れるんじゃなくて変えていく。変わっていけばいいと考えている」と作品に込めた思いを説明した。
金熊賞など主要賞の授賞式は、14日夜(日本時間15日未明)に行われる。