政治そのほか速
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自民党憲法改正推進本部事務局長の礒崎陽輔首相補佐官は22日、大分市で講演し、憲法改正について「一番テーマになっているのは緊急事態条項だ。そういうことをまずやっていきたい」と述べ、大規模災害時などに首相にさまざまな権限を与える「緊急事態条項」を、最初の改憲項目として発議する考えを示した。
2011年の東日本大震災発生時に、「憲法上の規定がなかったことで政府の対応が遅れた」との見方がある。礒崎氏は「どこの国の憲法にもある条項だ。震災などに法律の範囲内で首相に権限を与え、対処すべきだ」と強調した。
礒崎氏はまた、「最初は多くの国民の賛同が得られるところで(改正すれば)いい。その後、9条や改憲手続きなど、少し難しい問題もやりたい」と説明。最初の改憲で国民の抵抗感を払拭(ふっしょく)してから、9条改正などに取り組む「2段階論」を主張した。【青木純】
岸田文雄外相は22日、チュニジアの国立バルドー博物館襲撃事件を受け、ナミビアに出張中の中根一幸外務政務官を急きょチュニジアに派遣したと発表した。ソウル市内で記者団に語った。岸田氏は「テロ事件で負傷した日本人を見舞い、在留邦人の安全確保や今後の協力について、チュニジア政府要人との会談を行う」と説明した。【ソウル】
神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、亡くなった小学4年山下彩花ちゃん=当時(10)=の遺族が、命日となる23日までに取材に応じ、当時14歳だった加害男性(32)から手紙が届いたと明らかにした。2007年以降毎年届いており、今年で11通目。
彩花ちゃんの母京子さん(59)は手紙の詳しい内容を明らかにしていないが、事件当日の出来事を断片的に書いた記述があるという。京子さんは「自分が犯した罪の重さ、奪ったものの大きさに打ちのめされている様子が伝わってきた。今回ほど深く事件を見つめている内容は初めて」と話した。
卒業式で帽子を投げて卒業を喜ぶ防衛大生=22日午後、神奈川県横須賀市
安倍晋三首相が出席して行われた22日の防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式では、首相が壇上から見守る中、卒業生が一斉に帽子を投げて駆け足で会場から退席する恒例行事「帽子投げ」が行われた。帽子投げは例年、首相退席後だったが、今年は首相側から「直接見たい」との希望があった。
全米桜祭りの開会式でパフォーマンスを披露した歌手の渡辺美里さん(中央)ら=21日、ワシントン
【ワシントン時事】米ワシントンに春の訪れを告げる「全米桜祭り」の開会式が21日、市内の劇場で行われた。4月12日までの期間中、米首都の桜の古里、日本にちなんだイベントが各所で催される。桜の見頃は例年より遅く、祭り終盤の時期になると予想されている。
ワシントンの春を彩る桜並木は1912年に当時の東京市が約3000本の苗木を寄贈したのが始まり。最大の名所であるワシントン記念塔近くの入り江沿いには、今もその一部が植わっている。
開会式には約2000人が詰め掛け、歌手の渡辺美里さんら日米のアーティストのパフォーマンスを楽しんだ。渡辺さんは「音楽を始めて今年で30年。これからも歌い続け、ワシントンの桜のように100年を迎えたい」と語り、会場を沸かせていた。