政治そのほか速
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成田国際空港会社(NAA)は26日、成田空港で開港以来続けてきた利用客らの身分証を確認する検問を30日に廃止し、新しい警備システムに移行すると発表した。
NAAによると、新システムでは通行人の顔の認証や、車両のナンバーを記録できるカメラを駅やターミナルなどに設置し、不審者の動きを把握できるようになる。30日正午から切り替える予定という。
空港反対運動などの影響で成田空港は1978年の開港以来検問を実施。利用客の利便性を損なうとして見直しが進められてきた。
日本エアコミューター(JAC)の小型プロペラ機が、鹿児島県の離島・沖永良部島の空港を18日午後に離陸する際、管制の担当者が正確な飛行高度を伝え忘れるミスをしていたことが分かった。24日、国土交通省が明らかにした。
離陸直後にミスが判明、別の担当者から正確な高度が伝えられ、運航上のトラブルはなかった。しかし16日も沖縄県の離島・南大東島の空港で、空港担当者からの情報がパイロットに伝わらないミスが起きたばかり。国交省は離島空港の航空機への情報伝達に問題がないか点検を始めた。
トルコから覚せい剤約4キロを密輸したとして覚せい剤取締法違反罪などに問われ、一審の無罪が二審で破棄差し戻しとされたイラン国籍のアブディ・スマイル被告(46)の差し戻し審の裁判員裁判の判決が24日、大阪地裁であった。芦高源裁判長は懲役15年、罰金750万円(求刑懲役18年、罰金800万円)を言い渡した。弁護側は控訴する方針。
一審大阪地裁は2011年1月、「被告から密輸の指示を受けた」とする男の供述の信用性を否定し、別の人物が指示した可能性を認めて無罪とした。しかし二審大阪高裁は12年3月、「通話記録など客観的な証拠と符合する」として供述の信用性を認め、地裁に差し戻した。最高裁は昨年3月、被告の上告を退けた。
オウム真理教元信者高橋克也被告(56)の裁判員裁判は24日午後も、東京地裁で被告人質問が続いた。手配されながら出頭しなかった理由について、高橋被告は「そういう指示だったから。根底に修行ということが常にあった」と述べ、逃走を続けることが元代表松本智津夫死刑囚(60)の意思に沿うと考えたと説明した。
逃走中、高橋被告は「オウム真理教の教義にどういう意味があったのか知りたいと思い、本を読んで自分なりの修行をしていた」と述べる一方で、関与した事件を思い起こすことは「あまりなかった」と振り返った。
中国南西部・雲南省のミャンマーとの国境近くの山岳地帯で13日、ミャンマー軍機とみられる航空機が爆弾を投下し、サトウキビ畑で農作業をしていた中国側の農民5人が死亡、8人が負傷した。ミャンマー側のコーカン自治区では、中国系少数民族の武装勢力と政府軍の戦闘が激化しており、数日前からミャンマー軍機の領空侵犯・爆撃、撃墜事件があり、紛争状態にあったという報道もある。
事件後、中国人民解放軍の大規模な部隊が国境地帯に展開。一触即発の事態が続いていると見られる。中国のインターネット上では、反ミャンマー感情が高まっており、「中国のクリミアだ」とコーカン自治区の併合を求める声も出ているという。米紙などが詳しく報じている。
◆5日前と前日にもミャンマー軍機が越境爆撃か
ワシントン・タイムズ紙によれば、今月13日、ミャンマー空軍のMiG-29戦闘機と攻撃ヘリが2度に渡って越境し、中国側の村に少なくとも3個の爆弾を投下。サトウキビ畑で農作業をしていた5人が死亡、8人が負傷した。中国国営新華社通信によると、20日の時点で重傷者3人のうち2人は命に別状はないが、一人は危険な状態だという。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)は、現場にいた男性の生々しい証言を掲載している。それによれば、当時、サトウキビ畑では20人ほどが農作業をしていた。証言者のヤン氏は、爆発があった瞬間、近くにいた弟が地面に倒れこんで胴体から血を流しているのを見た。さらに、数メートル先では、母親がズタズタに切り裂かれた左足を掴んでいたという。左足切断という大怪我を負った母親は、後に病院のベッドで「ミャンマーでの戦争をなぜ、中国の一般人にまで持ってくるのか?私たちは攻撃してないのに」とコメントしている。
報じられている限りでは、偶発的な“誤爆”とは言えないような状況も見て取れる。ワシントン・タイムズによれば、まず、今月8日にミャンマー空軍のMiG-29が中国領空に入り、2個の爆弾を投下。村の家屋を破壊した(死傷者なし)。さらに、12日にもミャンマー軍機が中国領空で2個の爆弾を投下し、丘に激突したという。被害など詳細は不明だが、このミャンマー軍機は中国側の地対空ミサイルで撃ち落とされたと見られている。13人が死傷した事件は、その翌日に起きた。
◆コーカンと中国の強い結びつき
ミャンマー側のコーカン自治区は、古くから中国系住民(漢民族)が多く暮らす地域だ。…