政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
◇芸術でにぎわいを 三好市
壁画などを手掛ける神奈川県在住のアーティスト丸倫徳さん(37)が三好市池田町の空き店舗内に、かつてたばこ産業で栄えた街をイメージした作品「Room」を完成させた。室内には閉店した地元スーパーの看板も掲げられ、レトロな雰囲気が漂う。気に入った人が店を開くことも想定しており、丸さんは「地域のにぎわい作りに役立てば」と話している。(田村勇雄)
JR阿波池田駅近くの数年前まで店舗兼住宅だった店舗部分(約15平方メートル)が舞台で、壁は漆喰(しっくい)をイメージして全体を白色のペンキで塗装。黒色のペンキや墨などで池田町内に立ち並ぶ「うだつの家」や、明治期に販売された刻みたばこのパッケージなどを描いた。
作品は、市嘱託職員で地域おこし協力隊員の空間芸術アーティスト、合田幸代さん(39)が企画した同市の事業「アーティスト・イン・レジデンス」によるもの。同市内に芸術家を招き、創作の場を提供する取り組みで、丸さんは2月10日から同市内に滞在し、うだつの家が立ち並ぶ本町通り一帯を散策したり、地元住民に昔の街の様子を聞いたりしながらイメージを膨らませて作品を完成させた。
「住民の記憶の中にある街の風景を表現した」という作品は、同21日に周辺で開かれたイベントに合わせて公開。見学者から「ここで店を開きたい」との声が上がったという。
「Room」は、普段は公開していないが、事前に連絡すれば見学できる。問い合わせは市地域振興課(0883・72・7649)の合田さん。
県内は17日、高気圧に覆われ、10の観測地点のうち9か所で、今年の最高気温を更新。5月中旬並みの陽気に包まれた。
鳥取地方気象台によると、各地の最高気温は、▽鳥取市22・9度(平年12・8度)▽米子市20・6度(同12・5度)▽倉吉市20・2度(同12・0度)――など、7か所で20度を超えた。
北栄町由良宿の国史跡「由良台場跡」では、春の到来を告げる芝焼きが行われた。
夏場に生い茂る芝の長さを均一にし、害虫や雑草の除去などが目的。午前9時頃、町シルバー人材センターの作業員ら10人が、たいまつで枯れた芝に着火。炎は弱い風にあおられ、「パチパチ」と音を立てながら、高さ約5メートルの土塁を駆け上がるように広がり、約1・2ヘクタールの3分の2を焼いた。芝は2~3週間で、青々と茂ってくるという。
春の観光シーズンを前に、丸亀市観光協会は、亀の形をした観光ガイドブックを作成した=写真=。
“白亜の天守”と称される丸亀城や、大名庭園・中津万象園など、市内の代表的な観光スポットやおみやげ品、ご当地グルメが一目で分かる内容となっている。
A5判カラー変形サイズの12ページ。利用者が持ち歩きしやすいよう折りたたみ式にし、協会のホームページに直接アクセスできるようQRコードも掲載した。
3万部作成し、県内外の観光案内所や市内の主要観光施設で無料配布。問い合わせは同協会(0877・24・8816)。
県西部を中心に、激しい舞や物語性のある演目が親しまれている石見神楽をより広くPRしようと、浜田市発のカラー情報誌「石見神楽通(つう)!」(A4判、20ページ)が創刊され、県内の書店や観光施設で発売された。
社中や神楽面、衣装作りなど、伝統を支える人々が「石見神楽プロジェクト」と名付けてタッグを組み、創刊。情熱を伝えながらファンを増やし、産業化につなげる狙いで、石見神楽を見る機会が多い人にも新鮮な<ネタ>を盛り込んだ。
表紙は、市内の佐野神楽社中が演じる創作神楽「三上山(みかみやま)」で、武将・俵藤太が戦う大ムカデのアップ写真。同社中による公演の模様を迫力ある写真とともに特集したほか、衣装作りに欠かせない石州和紙と面作りの工房、神楽絵師の技と思いも取り上げた。また、石見神楽保存会久城(くしろ)社中の若手を「舞子一番星」として紹介している。
タイトル通り専門性の高いコーナー「舞太郎のマニアック神楽談議」は、読んだ市の観光担当課職員にも好評。創刊号では、午後から夜半までの「半夜」と、夜通し舞う「夜明かし」について解説されている。
同プロジェクト代表で、地元・西村神楽社中を率いる西村均さん(61)は「携わる様々な“神楽人”を紹介し、魅力を伝えたい。これからも多くの担い手に登場してもらいます」と話す。税込み540円。次号は6月中に発刊予定という。(石田仁史)
完成した校歌を児童らと歌う小林さん(中央)=2月10日午後、新潟市
小学校4校が統合して4月に開校予定の新潟市立日和山小学校(中央区)は、市出身の歌手小林幸子さんを迎え、小林さんが作詞作曲を手掛けた校歌の合唱を披露した。小林さんは統合される小学校の一つ、栄小学校に4年生まで通っていた。校歌の作詞作曲は初めてという。
小林さんは約1年前に依頼を受け、校歌制作に着手。歌詞には「日本海」「信濃川」「雪」といった新潟を象徴する地名や風景を使用したほか、統合に伴い校名が消える4校全ての文字を入れた「ふね入るみなと 豊かに栄え」というフレーズを織り込む工夫も。作成過程では「小学校生活の思い出の扉を開くと、たくさんの言葉が出てきた」という。
当日は4校の児童計380人が練習の成果を披露。力強く元気な歌声を聞いた小林さんは目を潤ませながら、「感動して鳥肌が立った。日和山小学校の児童として誇りを持って学校生活を送ってほしい」と話した。【もぎたて便】