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県西部を中心に、激しい舞や物語性のある演目が親しまれている石見神楽をより広くPRしようと、浜田市発のカラー情報誌「石見神楽通(つう)!」(A4判、20ページ)が創刊され、県内の書店や観光施設で発売された。
社中や神楽面、衣装作りなど、伝統を支える人々が「石見神楽プロジェクト」と名付けてタッグを組み、創刊。情熱を伝えながらファンを増やし、産業化につなげる狙いで、石見神楽を見る機会が多い人にも新鮮な<ネタ>を盛り込んだ。
表紙は、市内の佐野神楽社中が演じる創作神楽「三上山(みかみやま)」で、武将・俵藤太が戦う大ムカデのアップ写真。同社中による公演の模様を迫力ある写真とともに特集したほか、衣装作りに欠かせない石州和紙と面作りの工房、神楽絵師の技と思いも取り上げた。また、石見神楽保存会久城(くしろ)社中の若手を「舞子一番星」として紹介している。
タイトル通り専門性の高いコーナー「舞太郎のマニアック神楽談議」は、読んだ市の観光担当課職員にも好評。創刊号では、午後から夜半までの「半夜」と、夜通し舞う「夜明かし」について解説されている。
同プロジェクト代表で、地元・西村神楽社中を率いる西村均さん(61)は「携わる様々な“神楽人”を紹介し、魅力を伝えたい。これからも多くの担い手に登場してもらいます」と話す。税込み540円。次号は6月中に発刊予定という。(石田仁史)