政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[4.18 J1第1ステージ第6節 F東京1-2広島 味スタ]
迷うことなく、ゴールへ突き進んだ。1-1で迎えた後半37分、その10分前にピッチに立ったサンフレッチェ広島のFW浅野拓磨は、FWドウグラスからのパスをハーフウェーライン付近で受けると、一気にドリブルでボールを前へと運んだ。
「ボールを持ったとき、左に(柴崎)晃誠くんが走っていたのは分かっていたので、おとりに使って仕掛けようかなと思っていました。あの時間帯だったし、相手の守備も疲れていると思った。それに自分が(途中から)出たときに、やるべきことはボールを持ったらスピードを生かして仕掛けることですし、監督からも裏に仕掛けるように指示を受けていたので。あの場面は前向きにボールを持てたので、しっかり仕掛けてシュートに行こうと思っていました」
PA前、やや左寄りの位置まで駆け上がると、右にカットインする。左足の切り返しでFC東京のDF吉本一謙をかわすと、カバーに入ったDF森重真人のタックルがボールを捉える。それでも、これが浅野の足に当たり、そのままの流れで森重をかわすことに成功。「ゴチャゴチャッとなったけど、気持ちで行きました」という浅野はPA内で態勢を整えて右足を振り抜き、GK権田修一の守るゴールを割った。
「素直に嬉しい。このゴールまで、めちゃめちゃ長かった」と、浅野は決勝ゴールを振り返り、「これまでもチャンスがあった中で、最後に決めきれていなかった。サポーターを待たせていたし、自分がゴールを決めて勝てたことがうれしい」と、白い歯をこぼす。
リーグ戦では通算16試合目にしての初ゴール。実は、朝に得点できる予感がしていたという。「今朝、体調がおかしかったんです。ちょっと頭がクラクラしたというか。でも、こういうときに限って点を取れたりするんだよな、と思ったし、そういうのも良かったのかもしれませんね」。そう笑いながら話す浅野だが、ここからが肝心だと自覚する。「ここで満足したくないですし、ここからどんどん点を取れたらと思います」と、更なるゴールを誓った。
(取材・文 河合拓)
宇佐美、4戦連発の今季7ゴール目!!G大阪が4連勝で2位浮上
[4.18 J1第1ステージ第6節 湘南0-2G大阪 BMWス]
ガンバ大阪はアウェーで湘南ベルマーレを2-0で下し、4連勝を飾った。勝ち点を13に伸ばし、首位・浦和と勝ち点1差の2位に浮上。決勝点を決めたFW宇佐美貴史は4戦連発となる今季7ゴール目をマークした。
宇佐美の勢いが止まらない。前半26分、MF遠藤保仁が右足アウトサイドでゴール前にクロスを入れると、DF丹羽大輝が頭で落としたところにDF米倉恒貴が走り込み、右足でシュート。GKが前に弾くと、素早く詰めた宇佐美がヘディングで押し込んだ。
宇佐美は4戦連発となる今季7得点目。後半27分には左サイドを抜け出したFWパトリックがマイナスに戻し、宇佐美がPA手前から右足を振り抜いた。強烈なミドルシュートはGKに弾かれ、3戦連続となる1試合2ゴールはならなかったが、チームは1点リードのまま余裕の試合運びを見せた。
すると後半44分、遠藤のクロスに反応した途中出場のMF倉田秋がPA内で後方からMF永木亮太に倒され、PKを獲得。これを遠藤が落ち着いて決め、2-0と試合を決定づけた。
宇佐美は今季開幕から6戦7発と好調をキープ。得点ランキングでも5ゴールのFW武藤嘉紀(F東京)、FW大久保嘉人(川崎F)、FWラファエル・シルバ(新潟)に2点差を受け、堂々の首位を守っている。
▼関連リンク
[J1]第1ステージ第6節2日目 スコア速報
後半、ゴールを決め、祝福される広島の浅野(中央)=18日、味スタ
最後は3年目の浅野のリーグ戦初ゴールで決着をつけた。広島が会心の逆転勝ち。リーグ戦負けなしで首位に立っていたF東京を敵地で破った。
試合開始直後にゴール前のクリアミスから先制点を献上したが焦りは見せない。前半11分に柴崎が同点ゴール。個々の選手が自らの役割に徹した。佐藤が前線で体を張り、2列目の柴崎やドウグラスにボールを供給。ミキッチは右サイドから好機をつくり、前節まで4戦連続無失点のF東京の堅守を崩していった。
試合を決めたのは佐藤に代わって後半27分に入った浅野だった。「相手の疲労も、自分が何を求められているのかも分かっていた」。中盤でボールを受けると迷わずドリブル。右に流れながら相手DF陣をかわして右足を振り抜いた。
森保監督は「選手は厳しい戦いの中で絶対に勝ち切るという強い気持ちを見せてくれた」と目を細めた。今季はここまで2勝1分け2敗と波に乗れていなかった広島。難敵を下しての白星先行が浮上のきっかけになるか。
○ヤクルト4−0DeNA●(18日、神宮)
ヤクルトが今季3度目の3連勝。六回、雄平の2点適時二塁打と畠山の左越え2ランで4点。先発の石川は丹念にコースを突き、7回無失点で今季初勝利を挙げた。DeNAは今季3度目の零封負け。5連敗で借金1。
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選で、日本の初戦となる6月16日のシンガポール戦がアウェーでなく、ホーム開催となる可能性が浮上していることが18日、分かった。競技場確保の問題で、シンガポール側が日本戦のホームとアウェーの順番の入れ替えを検討しているという。
日本は6月に敵地でシンガポールとのW杯予選初戦に臨み、ホームでの対戦は11月12日の予定。しかし、シンガポールではこの時期に国際総合大会が開催されるため、日本戦を5万人以上収容のスタジアムで実施できない事情がある。