政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Q.出世したいと思いますか?
ガツガツ働いて会社で認められて、上れるところまでのし上がってやる!! そんな気概があるサラリーマンが少なくなっている……?! 今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、ズバリ! 出世したいかどうか答えてもらった。
Q.出世したいと思いますか?
はい 33.3%
いいえ 66.7%
Q.そう思う理由を教えてください
出世したい人の意見
■狙うは給料アップ!
・「たくさん給料もらいたいから」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「お金稼いでいい生活がしたい」(30歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「年収を増やして生活を楽にしたいから」(47歳男性/建設・土木/技術職)
・「稼がないと教育費が払えない」(47歳男性/ソフトウェア/経営・コンサルタント系)
・「金銭的に豊かになりたい」(32歳男性/医療・福祉/専門職)
■権力が欲しい
・「組織にいる以上より上の地位を得たいと思うから」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「上からものを言われたくない」(23歳男性/情報・IT/営業職)
・「下っ端なのは嫌」(28歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「単なる出世欲」(31歳男性/食品・飲料/技術職)
・「昇りつめたい」(44歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「えらくなりたい」(28歳男性/金融・証券/営業職)
・「自分の意見が通りやすくなるから」(25歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「会社での出世というより、社会で認められたい」(46歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
■もっと仕事を
・「仕事を死ぬ気でやっているから」(32歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「責任ある仕事をしたい」(35歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「マネジメントをしたいから」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「仕事にやりがいをもとめているため」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「仕事の裁量が広がるから」(25歳女性/電機/事務系専門職)
・「大きなプロジェクトを手がけてみたい」(32歳女性/医療・福祉/専門職)
■成長したい
・「ステップアップしていきたいから」(21歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「自分がどれだけやれる男か試したいから」(31歳男性/食品・飲料/技術職)
・「今のままで満足すると成長できない気がするから」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「仕事をする上で成果をはかるのは自分のマネジメント力などだから、折角働くならばどんどんステップアップしていきたいと思っている」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「それが人生の足跡になると思うから」(32歳男性/小売店/事務系専門職)
出世したくない人の意見
■メリットがない
・「今の会社では、出世したらお給料は上がらないのにしんどいだけなので」(34歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「残業代つかなくなるのに責任だけ重くなる、部下にも何かと金を使わないとだしいいことがない」(26歳男性/通信/技術職)
・「出世すると休みが今の半分くらいになるので」(26歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「出世したところで与えられる役割と給料が割に合わないから」(32歳女性/その他/事務系専門職)
・「今の職場で出世しても先が見えているから」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■精神的にもつらそう
・「あまり責任が重い仕事をしたいと思わない」(27歳女性/その他/その他)
・「責任やプレッシャーが大きくなるので出世したくないです」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「人間関係のしがらみが多そうだから」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「自分の時間がなくなるのは嫌……強いストレスを受けてまで出世する理由がわからない」(33歳女性/医療・福祉/専門職)
・「中間管理職がしんどそう」(32歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
■上司に魅力がない
・「上層部の人たちを見ていると、部下にガミガミ怒鳴ることが職権のように見える……そういう上層部を見ると、出世欲はない」(27歳男性/自動車関連/技術職)
・「昔は思ったけど、会社組織では長いものに巻かれないと出世できないので諦めた」(44歳男性/情報・IT/技術職)
・「職場が上にごまをすって気に入られている人間を評価する環境なので」(41歳女性/医療・福祉/専門職)
・「サラリーマン上司とは阿呆な人がなる様に見えてきた為」(51歳男性/情報・IT/技術職)
■働きたくない・プライベート重視
・「そこまで今の仕事にやりがいを感じないから」(25歳女性/情報・IT/技術職)
・「仕事に命かけてないし」(24歳男性/警備・メンテナンス/販売職・サービス系)
・「仕事より家庭が大事だから」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「子育てもあるから、ほどほどのところでいい」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「気楽なままで毎日定時帰宅、プライベートを充実させたいので」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「私生活を充実させるほうが重要なので」(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)
■現状に満足
・「それなりの生活ができればよい、争って命を削りたくない」(48歳男性/電機/技術職)
・「プロとして業界に存在感だけ在れば充分」(58歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「一生技術者として働きたいから」(57歳男性/電機/技術職)
・「マイペースで仕事をしたいから」(35歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「管理職にはなりたくないので、クリエイティブ職なので今のまま実作業をしているのが好きです」(32歳女性/その他/クリエイティブ職)
■向いていない
・「管理職には向いていないと思うから、自分が仕事するほうがいい」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「まとめるのが下手なのでリーダー的ポジションにつきたくないから」(25歳女性/生保・損保/専門職)
・「上の立場に立つ技量がない」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「人の上に立つのが自分の得意なことではないので」(54歳男性/電機/技術職)
・「人を指導したりまとめたりするのが苦手だから」(28歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「人間関係が苦手で、マネジメントに向いていないと思う」(30歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
■総評
出世したいか、という直球な質問をぶつけたところ、「はい」が33.3%で「いいえ」が66.6%と、3分の2の人は出世を望んでいないことが明らかになった。出世したい、偉くなりたい、という鼻息の荒いサラリーマンは少数派のようだ。
出世「したい」と答えた人たちは、その理由として「お金が欲しいから」と非常に正直な意見が過半数を占めた。権力に対する欲求から「権力を得たい」「昇りつめたい」という声も。出世して「将来、自分の子どもをコネ入社させてあげたい」なんて考えている人もいた。
自身の「成長」や仕事の「やりがい」を求めて、出世したいと希望する真面目な意見もみられた。「ステップアップしたい」「どこまでできるか試したい」など成長の欲求が強い人は出世を前向きに考えるようだ。また、マネジメントに興味があり、大きな仕事を手がけてみたい、仕事の幅を増やしたい、と今の仕事と管理職に対して積極的な姿勢も伺えた。
対して、出世「したくない」と回答した人は、今の会社や仕事にネガティブな感情があるようだ。「出世しても給料が増えず奴隷になるだけ」「残業代が出なくなる」「休みが少なくなる」と何もメリットがないと考えている人が多かった。責任ある仕事が多くなり、精神的にも「しんどそう」「大変」と感じており、「強いストレスを受けてまで出世する理由がわからない」というコメントも寄せられた。管理職になった人たちを見ても「上層部にゴマをすってるだけ」「長いものに巻かれている」と全く魅力を感じていない様子だ。
こういった考えの裏には「プライベートを充実させたい」という気持ちもあるようだ。出産や子育てで出世が見込めない女性だけでなく、男性も「家庭の方が大事」「そこまでバリバリ働きたくない」と考えている人が多かった。
もちろん、出世に対して消極的で悪いイメージをもっている人だけでなく、「人の上に立つのは、自分には向いていないから」「現状のままでいい」という穏やかな意見も見られた。マネジメントよりは現場で実務に携わる方が楽しい、と心から満足している人たちもいた。ワークライフバランスが叫ばれて久しい現在、もう一昔前のように、出世がサラリーマンにとっての絶対的な目標ではない時代になっているようだ。
調査時期: 2015年1月30日~2015年2月1日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
フレームとレンズをセット価格で提供する「眼鏡市場」、ファッション性を重視した眼鏡店「アルク」、コンタクトレンズ専門店「レンズスタイル」などを展開する会社です。
眼鏡やコンタクトレンズ販売は、同業他社との競争が激しさを増しています。特に眼鏡は価格だけでなく、機能性やデザイン重視の需要が高まり、品ぞろえの充実はもちろん、接客を担う人材の育成が不可欠です。
接客の仕事は、お客様にフレーム選びと視力検査を通したレンズ選びをしていただき、その後、フレームの形を機械で読み取り、サイズに合わせてレンズを加工したり、顔へのフィット感を調整したりします。お客様の要望や相談に丁寧に応じながら、手際よく仕上げることが信頼につながります。
このため、入社後の研修では、目の医学的な知識のほか、眼鏡の加工や調整の技術、接客の心得などを学んでもらいます。
正社員の職種には、全国転勤も含めて店舗運営の経験を積み、店長や経営幹部を目指す「総合職」、転勤範囲を一定地域に限る「エリア職」があります。
当社が求めるのは、人の気持ちを素直に受け入れ明るくコミュニケーションがとれる「協調性」、向上意欲が旺盛で目標に向かって行動できる「積極性」、新しいことを考えて実行できる「創造性」を兼ね備えた人材です。2015年春入社の新卒採用選考では、メガネトップで働く魅力についてグループで考えて発表してもらいました。
面接では志望理由や入社後の目標を聞き、声の大きさや顔の表情、伝える力に着目します。将来の展望や構想を具体的に持ち、楽しんで仕事に取り組めそうな人は好印象です。元気で何事にも前向きに取り組む情熱的な人を待っています。(聞き手・桜木剛志)
◆会社概要 1980年設立。資本金1億円。売上高710億円(2014年3月期)。従業員数2081人(14年3月)。国内約940店舗で眼鏡やコンタクトレンズなどを販売。本社は静岡市。
◆採用計画 2015年度入社の新卒採用予定者数は120人。会社説明会への参加後、グループディスカッション、適性検査、複数回の面接などを実施。
(2015年2月3日の読売新聞朝刊に掲載)
2000年度以降新設された「総合的な学習の時間」。
教科の枠にとらわれない探究的な学習で考える力を育むのが目的だが、ゆとり教育の象徴として批判も受けた。学校では今、どのように取り組んでいるのか。
京都府南丹市の山間部にある市立美山中学校では、3年生が総合学習の授業で地域住民の生き方に関する「聞き書き」を行っている。11月下旬には、生徒25人がグループに分かれて、自然ガイドら9人に聞いた話を文章にまとめた。「雪かきなど大変なことも多いが、人のつながりが濃いところがすてき」。兵庫県加古川市からIターンで移り住んだ女性(26)からそう聞いたグループは、「美山の良さを改めて感じた」。
過疎化に直面する地域と自分の将来を考えようと、03年度から3年生が取り組んでいる。学習指導要領の改定で12年度からは総合学習の授業時間数が減少。同中では年間20コマあった聞き書きの授業を18コマにせざるを得なかった。3年の学年主任、小野猛教諭(51)は「自主的な学習につながっている。体験を通して得られることは多い」と今後も続ける予定だ。
総合学習は教科書がなく、学ぶ内容は様々だ。実践を積み重ねて独自の授業を確立させた学校の一方、国の教育課程特例校の制度を利用し、総合の時間に英語などを教える学校もある。
東京都港区では、06~07年度に全区立小の1~6年で英語に慣れ親しむ「国際科」を始めた。3、4年生は総合学習を週1コマ分削り、国際科の授業に充てている。区教委は「地域には外国人が多く、英語の学習は保護者からのニーズが高い。総合の目的の一つである国際理解の要素も含まれている」とする。
総合学習で教科の授業時間数が減り、学力低下につながったとの批判もあるが、今年度の全国学力テストでは総合で探究的な学習に取り組むと答えた児童は取り組んでいない児童よりも、活用力を問う小学校国語B、算数Bとも18・7ポイント高かった。文部科学省の田村学教科調査官は「活用する力などは探究的に学ぶ総合でこそ育てることができる。学校によって学びの質に差があり、いかに探究的な学習にしていくかが今後の課題だ」と指摘した。
総合的な学習の時間は、2000年度から段階的に始まり、小中学校では02年度から全面実施された。その後、経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査で日本の順位が落ちるなどしたため、現行の学習指導要領では時間数を削減。小学校で週3コマが2コマになるなどした。
「教育ルネサンス」では、「総合学習を生かす」(10年11~12月)で美山中の聞き書きなどを紹介した。(名倉透浩)
自分は、世界と競える水泳選手になれるのだろうか――。
小柄で線も細く、得意の背泳ぎでも、国内のトップ争いに入れない。千葉県船橋市立船橋高校の2年の頃、僕は将来が不安でした。
だから当然、練習にも身が入らない。そんな中途半端な僕をやる気にさせたのが、校長の市川恭一郎先生(故人)でした。
ある日の放課後、廊下を歩いていたら、校長室に呼ばれ、迫力のある声で言われました。「お前は勉強なんてしなくていい。五輪に行くんだ!」。僕は思わず「はい」と答えながら、なんて豪快な人だと衝撃を受けたのを覚えています。
会う度に励まされ、「自分なりにやればいいや」という気持ちが、「真剣に練習すれば勝負できる」、そして「五輪でガッツポーズを決めたい」と強い思いに変わりました。練習をさぼることもなくなり、多い時は1万メートル以上も泳いで猛練習を重ねたものです。
スイミングクラブのコーチが「競技会に出るため、欠席が増えますが、大丈夫ですか」と相談した時も、「彼は五輪に出る方が大事だよ」と応援してくれたそうです。高3で迎えた代表選考会では、100メートルで日本新記録をマーク。ロサンゼルス五輪代表の座を勝ち取った時はうれしかったな。
進路に迷った時も、ソウル五輪を視野に入れ、練習に打ち込める大学を選ぶよう勧めてくれました。そのおかげもあり、4年後のソウル五輪で拳を突き上げることができたと思っています。大きな心で支え、やる気と可能性を引き出す。その教えを胸に新たな舞台で挑戦を続けています。(聞き手・桜木剛志)
(2014年5月1日付読売新聞朝刊掲載)