政治そのほか速
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1978年にスペースインベーダーやブロック崩しが登場してから、ビデオゲームのブームが始まったと言っても過言ではないのですが、その時代の機械には、余分な能力は無く、ボタンを押す動作ひとつにしても、人間の己の力や技を使って遊んでいたのです。
中でも「連打」に関しては、とにかくボタンを限られた時間の中でより多く押すために、みなさん苦労していました。
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その行為が一番必要だったゲームといえば、KONAMIさんの「ハイパーオリンピック」になります。
このゲームは、連打する、タイミングよくボタンを押す、そしてボタンの押す長さで角度を決めるという、基本的な事をボタン操作のみで行うのです。
代表的な競技として紹介すると
・100メートル競走
スタートと同時にボタンを押し始めます。
連打が速いほど、タイムが短くなっていきます。
・走り幅跳び
助走路は、100メートル競走と同じで、出来るだけ速く走ります。
踏切線の時に、JUMPボタンをタイミングよく押します。
JUMPボタンを押している間、ジャンプ角度が上がっているので、希望の角度になった瞬間にJUMPボタンを離すと、速度と角度によって、距離が伸びていくのです。
・ハンマー投げ
ボタンを押し始めると、回転を始めます。
勢いが付いたところで、ハンマーを離すタイミングでボタンを押します。
走り幅跳びと同じ様に、角度を決めてやると、回転する速度と角度で飛距離が伸びていきます。
ここまで書いていくと皆さんも気づかれるように、様は「連打する速度が速ければ早いほど記録が伸びる」のです。
私のやっている叩き撃ちでは、その速さに限りがありますので、当時のユーザーは、いろんな器具を使ってボタンの連打を始めました。
まずは、コインやピンポン球。
つまり、「ボタンを左右に擦る」という、擦り技なんですが、指でやると爪を痛めてしまいますし、ボタンの段差のために指先が痛くなってしまいます。
そこで、ボタンに当たる部分がスムーズになるように、円形のコインかピンポン球などで擦るのです。
コインを使った場合、ボタンの左右の塗料は禿げていきますし、ボタンの寿命もかなり短くなった様です。
次に用意したのは、スチール製の定規でした。
片方を固定してやって、逆方向を弾くようにすると、定規の振動によって、ボタンを連打出来るというものです。…