内閣官房参与の本田悦朗静岡県立大教授はインタビューで、原油安による物
価上昇率の鈍化は「不可抗力だ」とした上で「(物価上昇目標の)達成時期が遅
れても構わない」と述べた。昨年10月末に日銀が決めた追加金融緩和の効果を
見極める必要もあり「夏ごろまでは(さらなる)追加緩和の公算は非常に小さい」と
語った。
本田氏は安倍晋三首相の経済・金融政策のブレーンとして知られる。急速な物
価上昇に国民の不満が出ているほか、一段の円安進行が中小企業にとって重荷
となるのを警戒し、政府内に追加緩和への慎重論が広がっていることを示した。
2015/02/14 16:18 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201502/CN2015021401001536.html