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【ウクライナ危機】米空軍、A10サンダーボルト攻撃機を独基地に配備へ

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【ウクライナ危機】米空軍、A10サンダーボルト攻撃機を独基地に配備へ

ソース CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/35060418.html
A10型機=米空軍提供
画像 
http://www.cnn.co.jp/storage/2015/02/14/2a1b9b239c94dbaba4f435b3a45ae969/a-10-warthog-jet-story-top.jpg
CNN) 米国の欧州軍空軍司令部は14日までに、ウクライナ危機に伴う軍事的な対応措置の一環として、
「戦車キラー」として知られる対地攻撃機「A10サンダーボルト」
計10機をドイツのシュパングダーレム空軍基地に配備する方針を明らかにした。

配備は約300人の関係要員と共に2月末までに完了の見通し。同機の駐留期間は約半年とみられる。

同司令部の副司令官は声明で、米空軍は欧州安保への米国の約束は優先課題であることを
欧州の同盟国やパートナー国に示すため欧州内での存在感を高めていると強調した。

A10型機は同基地の他、東欧のパートナー国にも派遣される見通し。米軍は過去1年の間、
ウクライナ危機に絡みリトアニア、エストニア、ラトビアのバルト海諸国の他、ポーランドなどでも作戦を遂行している。

米軍の準機関紙「星条旗新聞」によると、同機の欧州配備は計21機がシュパングダーレム空軍基地に
所属していた2013年5月以降行われていない。

地上軍の支援などに当たるA10は1970年代に開発されたもので、冷戦時代の旧ソ連の戦車や
装甲車両の破壊などを想定していた。各種の爆弾、ミサイル弾や30ミリのガトリング砲などの兵器搭載が可能。

昨年末には米軍によるイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討作戦にも出動していた。
米国防総省は2019年に退役予定のA10型機の対地攻撃能力は開発中の最新型戦闘機F35で代替可能としているが、
標的の確認がしやすい低空、低速飛行などの利点を持つA10退役への反対意見も出ている。
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