15日午前のPM2.5濃度は、九州南部・関東地方で環境基準値（35マイクログラム/㎥）を超えているところがある。現在、注意喚起を発表している自治体はない。

　　15日午前7時現在の各地のPM2.5測定値は、鹿児島県薩摩川内市で41マイクログラム/㎥、同県出水市で39マイクログラム/㎥、千葉県野田市で37マイクログラム/㎥など、九州南部・関東地方で環境基準値（35マイクログラム/㎥）を超えているところがある。

　　今日は、高気圧に覆われるが、東シナ海から日本の南海上にかけて前線が延びてくる。西・東日本は風が弱く、大気中の粒子が滞留しやすい。北日本は南～西寄りの風がやや強く、大気中の粒子が滞留しにくい。このあとのPM2.5濃度は、九州・中国・四国地方では高く（50超～70マイクログラム/㎥以下）、近畿・東海・中部・関東地方ではやや高い（35超～50マイクログラム/㎥以下）ところがあるとみられる。東北・北海道・沖縄地方ではおおむね低い（35マイクログラム/㎥以下）見込み。

　　明日の濃度は、九州・四国・近畿・関東地方では高く（50超～70マイクログラム/㎥以下）、中国・東海・中部・東北・北海道ではやや高い（35超～50マイクログラム/㎥以下）ところがあるとみられる。沖縄地方では低い（35マイクログラム/㎥以下）見込み。

　　PM2.5については、国の基準値である1日平均値で35マイクログラム／㎥を超えた場合、呼吸器系およびアレルギー疾患のある人を対象に、外出時のマスク着用、また帰宅時の目洗い、うがいなどを促している。

　　PM2.5の1日平均値が70マイクログラム/㎥を超過した場合にはすべての人を対象に、外出や激しい運動を控え、部屋の換気などを最小限にすることなどを呼びかけている。

　■各地方の詳細情報については、PM2.5マップでご覧ください。