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阪神大震災の経験が「自分のベース」と語る藤原さん=11日、山形県米沢市
山形県米沢市で東日本大震災からの復興を祈念する集いが開かれ、招かれた女優の藤原紀香さんが「阪神・淡路大震災が自分のベース。女優の発信力を生かし、現状を伝えたい」と東日本大震災の被災地でも支援を続ける理由を語った。会場では福島からの避難者ら約450人が聞き入った。
兵庫県西宮市出身の藤原さんは、阪神・淡路大震災で友人を亡くし、実家も被災した。その際、歌手の被災地訪問が報道され、支援が集まる様子から、芸能人の影響力を再認識。「生き残された限り、社会に役立つ何かをしてゆくことが大事だ」と親を説得し、女優を志した経緯を語った。
今後は、紛争地などで自身が撮影した子どもたちの写真展を「東北で開きたい」と表明。終了後には、身に付けていたブローチやブレスレッドのほか、サイン入りの帽子などの愛用品を、来場者にサプライズでプレゼントした。