政治そのほか速
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リクードが30議席を獲得イスラエルで17日、総選挙が行われた。ネタニヤフ首相が率いる右派与党・リクードが勝利した。30議席を獲得し、第1党を維持したリクードだが、単独では過半数に及ばなかった。イスラエルの議会クネセトは、一院制の議会。定数120人から構成されており、任期は4年。
接戦の末、惜しくも第2党となったのは中道左派・労働党などによる統一会派「シオニスト・ユニオン」で24議席を獲得。第3党には14議席を獲得したアラブ統一会派が躍進した。投票率は71.8
%。
労働党のイツハク・ヘルツォグ党首は敗北を認め、18日午前、ネタニヤフ首相に祝辞を述べたことを明らかにした。
右派系を中心に連立交渉を開始今回の結果を受けて、ネタニヤフ首相が続投する可能性が高まっている。地元メディアによると、ネタニヤフ首相は、連立交渉を本格化させ、2~3週間以内も政権を樹立したい考えだという。
連立相手としては、「ユダヤの家」、「イスラエルベイテヌ」など右派系の政党が有力だ。だが、それでも過半数の61議席には達しない。
第4党は中道「イェシュアティド」で11議席、次いで中道右派「クラヌ」で10議席、「ユダヤの家」8議席、「統一トーラー・ジュダイズム」7議席、「シャス」6議席、「イスラエルベイテヌ」6議席と続いている。
キング・メーカーは新党「クラヌ」ルーベン・リブリン大統領は、シオニスト・ユニオンとの大連立を望んでいるということだ。しかし、選挙前にネタニヤフ首相とヘルツォグ氏はともに、これを拒否している。
連立交渉において「キング・メーカー」と呼ばれているのが10議席を獲得した新党の「クラヌ」である。クラヌはカハロン元通信相が創設した新党。カロハン党首は元リクードの議員だったが、現在のリクードを批判し、脱党。その後「クラヌ」を結成した。
カロハン党首は、ネタニヤフ首相、シオニスト・ユニオンのヘルツォグ氏、ツィッピー・リヴニ氏とも交渉をしていきたい意向を示している。
(画像はイメージです) Photo:by The Jewish Agency for Israel
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