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姫路市は、姫路城を訪れる外国人観光客向けに、城周辺でスマートフォンなどが無料でインターネットに接続できる公衆無線LAN「Wi‐Fi(ワイファイ)」のサービスを開始した。27日から大天守の一般公開が再開されるのに合わせたもので、市は「外国人観光客に対する『おもてなし』として非常に重要」としている。
観光庁が2011年に実施した調査によると、日本を旅行中の外国人が「困ったこと」として答えた中で、最も多かったのが「無料公衆無線LAN環境」だった。36・7%に上り、2位の「コミュニケーション」(24%)を大きく上回った。
訪日外国人はスマートフォンやタブレット型端末で情報を得ることが多いが、日本は街中で自由にネット接続できる環境が少ないという。このため、各地の観光地などでは誘致策の一つとして、無料Wi‐Fiの導入を図っている。
平成の大修理が終わり、今後、外国人観光客の増加が見込まれる姫路市も、新たに無料Wi‐Fiスポットを設置して対応。「HIMEJI Wi‐Fi」の文字と姫路城をデザインしたシンボルマークを作成し、城内などに掲示してサービス開始をPRする。
今月下旬には、市中心部の商店街や、グランフェスタなどでも利用できるようにする予定といい、市は「京都や大阪などでは整備が進んでいる。姫路も遅れをとるわけにはいかない」としている。
◇橿原ゆかりアニメパネル展
橿原市内の風景を題材に描いた人気アニメ「境界の彼方」のパネル展が、同市のかしはらナビプラザで開かれている。初めての劇場版「過去編」が14日からイオンモール橿原のTOHOシネマズで上映されており、スタンプラリーも始まっている。
アニメは、高校生のヒロイン栗山未来らが妖怪を倒していく内容。近鉄橿原神宮前駅や同神宮の深田池、付近の町並みなどが数多く登場し、ファンがこれらの“聖地”を訪れている。元日から同神宮でヒロインを描いた絵馬風の板絵(2000円)が発売され、3日で500枚が売り切れた。
同プラザの会場には、主人公の栗山らを描いたカラーの30カットを展示。ポスターなども並べられている。
スタンプラリーは、同市観光協会と橿原デジタルコンテンツ推進委員会が協力して実施。同プラザや橿原神宮前駅と大和八木駅の二つのエリアにある37の協力店で“聖地”の探訪マップを入手し、両エリアの各2店で計4個のスタンプを集めて同プラザ内の観光協会に持って行くと、先着3000枚のオリジナルクリアファイルがもらえる。
パネル展は4月21日まで、無休。問い合わせは同観光協会(0744・20・1123)。
府警は17日、警察犬を運ぶ新たな車両を公開した。従来のワゴン車からスポーツ用多目的車(SUV)に切り替え、ドアには警察犬の英語での通称「K―9」の文字を描くなど、目を引くデザインになっている。
府警が直接訓練し、使用する「直轄警察犬」(6頭)が常駐する府警察学校(伏見区)に1台配備される。車体はえんじ色で、シェパードの警察犬「ヴォーダン号」の顔写真もドアには張り付けてある。
祇園祭の雑踏警備や地域のイベントなどへの出動時に使用する。警察犬を管理する鑑識課は「市民が警察犬に親しんでもらうきっかけになれば」としている。
福知山市大江町でどぶろくを醸造している「割烹(かっぽう)さとう」の杜氏(とうじ)、佐藤則子さん(63)の「どぶろく鬼ババァー」が、全国どぶろくコンテストの糖度と酸味の高い「濃芳醇(ほうじゅん)の部」で最優秀賞に輝いた。酒造りを始めてから、わずか4年での快挙。佐藤さんは「後味のいい、どぶろくができた。まだまだ未熟なので、勉強して基本に忠実なお酒をつくっていきたい」と話している。(大島渉)
「元気なうちに、やりたいことをやりなさい」。酒造りのきっかけは、母の美恵子さんが2010年に82歳で他界する前に残した言葉だった。「新しいことに挑戦したい」。それまで酒をほとんど飲んだことがなかったが、旧大江町の地域が「どぶろく特区」に認定されていたことから、酒造りに挑むことを決めた。
高速バスに乗り、兵庫県立工業技術センター(神戸市)へ通って学んだ。「試験管を使って発酵などを勉強した。知らないことを吸収でき、化学者みたいで楽しかった」と振り返る。
11年から、割烹の隣に新設した醸造所で酒造りにとりかかった。未知の領域だったため、最初のどぶろくづくりでは、タンクのそばに布団を敷き、3日間寝泊まりして状態を見守ったことも。「単純な原料から複雑な味や香りが生まれるのが面白い」と思える好奇心もあって技術は向上し、昨年のコンテストでは入賞を果たした。
「鬼ババァー」は、割烹を経営する夫の博行さん(67)が「どぶろくは悪いおばあさんがつくっているイメージがあるから」と親しみを込めて命名。佐藤さんも「インパクトがあって、意外と女性も面白がって買ってくれる」と笑う。
兵庫県で今月開かれた全国コンテストには、過去最多の116銘柄が出品され、「濃芳醇の部」(59銘柄)で最優秀賞を受賞。糖度、酸味とも低い「淡麗の部」(57銘柄)でも優秀賞に選ばれた。
「鬼ババァー」は、国定公園に指定されている同市の「毛原の棚田」で、佐藤さん夫婦が育てたコシヒカリを使用。米をほとんど磨くことなく、まろやかな味わいと独特の甘みが特徴で、女性に人気があるという。
佐藤さんは「これからも、お客さんの声に耳を傾けながら、いいどぶろくをつくっていきたい」と話す。
1本(500ミリ・リットル)1380円で、割烹さとう(0773・56・0066)で販売している。
昭和30年代の北陸の街並みを空撮した写真などを集めた「なつかしのあの日展」(読売新聞北陸支社主催)が16日午後4時まで、JR高岡駅のクルン高岡地下1階「アートの路(みち)」で開かれている。