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和歌山県出身のグラフィックアーティスト松田光一さん(34)が、熊野古道などの世界遺産をテーマに描いた作品を展示する「世界遺産図展」が、尾鷲市向井の県立熊野古道センターで開かれている。入場無料で4月5日まで。
松田さんは20歳代後半頃から、世界遺産に興味を持つようになり、当初は写真や資料を基に描いていたが、次第に世界遺産を旅し、作品を制作するようになった。現地では、ペンや水彩絵の具で世界遺産をスケッチ。その後、描いた絵をパソコンに取り込み、CGなどを使って仕上げる。鮮やかな色づかいが特徴だ。
企画展では、熊野古道や獅子岩(熊野市)のほか、パリのセーヌ河岸(フランス)や、グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)など44点が展示されている。松田さんは「熊野古道の景観や世界観を楽しい色遣いで人々に伝えたい」と話している。