【シカゴ時事】米中西部シカゴで１４日、中心部を流れるシカゴ川を鮮やかなエメラルドグリーンに染め上げる毎年恒例のイベントが行われた。緑をシンボルカラーとし、シカゴへの移民も多いアイルランドが、１７日にカトリックの祝祭日「聖パトリックの日」を迎えるのに合わせて開催され、緑色の服を身にまとった観光客らでにぎわった。

　　約５００メートルの区間をモーターボートが何度も往復しながらオレンジ色の粉末をまいていくと、深緑に濁っていた川の色が一変。１９６２年から続く恒例行事で、主催者は「粉末の正体は極秘だが、環境に優しいことは証明済み」と述べている。川はこの日のうちに元の色に戻った。