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[北京 12日 ロイター] – 全国人民代表大会(全人代=国会)代表(議員)の王毅氏は、今週全人代に提出した提案のなかで、同国が昨年発表した温室効果ガスの排出量を2030年ごろをピークとして削減するという目標を達成するには、排出量の上限値を設ける必要があると訴えた。
王氏は中国科学院の政策研究所所長で、同国の気候変動に関する交渉チームの顧問を務めている。同氏は、2016─2020年の5カ年計画のなかで、2020年の二酸化炭素(CO2)排出量の絶対的な上限(キャップ)を約100億トンに定めるべきだと主張。
中国はこれまで、温室効果ガス排出量の正式なデータを公表していないが、清華大学の研究員らは2010年の排出量が72億5000万トンに達したと試算している。
王氏は提案のなかで、「CO2排出量抑制の目標は義務的に実行する必要があり、地域や産業の発展の度合いに応じて詳細を設定するべきだ」とした。
「研究によると、エネルギー関連のCO2排出量は2030年ごろにピークの110億─120億トンに達し、2020年までに95億─105億トンで推移する可能性が高い」とした。
中国は排出量取引の7つの市場を設置し、2016年までに全国に広げる方針。排出量の上限値設置は、全国市場の規模を確定するのに役立つ。
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