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STMicroelectronicsとFlextronicsは、STのマルチモード対応電力制御用IC「STCH01」を搭載するプラグイン充電プラットフォームを開発したと発表した。同プラットフォームは電力効率に優れ、業界最高の効率を持つパワー・マネージメント・アーキテクチャに基づいて設計され、無負荷時の電力消費をゼロにすると共に、優れた動的負荷制御特性を実現する。
同プラットフォームはSTCH01をベースとし、高い集積度を実現し、スマートフォンやタブレット向けの高効率な小型アダプタに適している。
STCH01は、変圧器のサイズと外付け部品数を最小限に抑える画期的なアーキテクチャにより、製造コストを低減する。小型パッケージ(SO16N)で提供され、コントローラ(1個)とパワーFET(2個)を内蔵し、STの無負荷ウェークアップ制御IC「STWK01」と補完する集積型ソリューション。
これらのICの組み合わせにより、無負荷時の消費電力を最小化すると共に、負荷変動に対する優れた動的応答特性を実現。電力効率を最大化し、電源変圧器のサイズを業界標準のフライバックソリューションに対して30%小型化する電力変換トポロジーを実装している。また、ICの持つインテリジェントなジッタ機能により、電磁放射も低く抑えることが可能だという。
2014年の携帯電話・タブレット・コンピュータの販売台数は24億台以上と推定され、これらの充電器をコンセントに挿入したままにすれば年間25億kWhもの電力が浪費される計算になる。今回のSTとFlextronicsのソリューションは、この電力の浪費をゼロまで削減し、1年当たり2億ガロンの石油を節約できる可能性を秘めているという。