政治そのほか速
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一時期、親の仇のように配られていた無料&広告付きティッシュ。以前のような爆巻き感はないものの、今でも新宿や銀座、渋谷などの繁華街では段ボールを足元に置いた配布スタッフの姿を見掛けます。
あの無料ティッシュ、あなたは受け取る派ですか? それともスルー派?
私は基本的にはスルー派です。何故なら、街頭で配られるティッシュは紙質もイマイチだし、何より1枚使った後に、でろーんと未使用ティッシュが飛び出してバッグの中に散乱する事件が多発したから。ティッシュを取り出す……ほら、アレ! 切り込み口の作りも甘いんですよね。
そんな無料配布ティッシュですが、東京で「ココで渡されたらつい受け取ってしまう」もしくは「ココで渡されないと帰りの足取りが重い」そんな地域があります。……そう、それはナウなヤングが闊歩する「渋谷」。
特に、渋谷道玄坂の昇り口・ビックカメラ側の路上はティッシュ配りの激戦区。閉店してしまった布地屋さんの前に各社の段ボールが積まれ、他の街では道の端に寄って行われているティッシュ配りも、ここでは道の真ん中の陣取った目つきの鋭いお兄さんたちによって堂々と行われています。
で、どうして渋谷で配られる無料ティッシュが“スペシャル”なのでしょうか。
渋谷でティッシュを配っている男性スタッフたちが他の街のそれと明らかに違うのは「渡す人間のセレクトの厳しさ」。とにかく数さえこなせばいいと相手の属性も見ないで投げるようにティッシュを渡している他の地域とは違い、道玄坂のGUYS達は物凄く厳しい目つきでティッシュを渡す相手を「選んで」いるのです。
これはねー、歩くこちら側も気合いが入ります。
20代の頃なら、ソコソコお洒落なファッションで生足の1つも出せば両手に持てないほどのティッシュをゲットできるのでしょうが、アラフォーにもなると目の前にティッシュを差し出されない事もしばしば。
コレ、結構堪えます。そうか、もう自分は女子としての価値がない存在なのか、だからこのお兄さんはワタシの目の前で持ったティッシュを下げたのか、今日はワイン、とか浮かれてる場合じゃなくて、自宅に帰って塩麹でも仕込んだ方が自分には合ってるのかetc、etc……。
なんてね。
他の地域では華麗にスルー出来る無料ティッシュも、こと渋谷に関してはただの「ティッシュ」という存在を越えて「女子としてOKなのかNGなのか」という1つのバロメーターに昇華しているのです。…