政治そのほか速
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1月から始まったテレビドラマの中で、私の周りで気になると噂になっているのが『美しき罠~残花繚乱~』(TBS系)。不倫ドラマだと聞いたのだが、観てみると、今のところは「妻と愛人のドロドロ対決ドラマ」といった感じ。
ヒロインの独身女性は上司と不倫している。それに気づいた妻が、昔から自宅に来ていた実業家の青年をヒロインに紹介し、ふたりは結婚するのだが、実は妻は、その若い実業家と恋に落ちていた。いかにもドラマ的だが、長年の取材に基づいてみると、確かに「妻は愛人に会いに行く」ケースが多い。
■興味本位で会ってもショックを受ける
妻たちは夫の浮気を疑ったり証拠を握ったりしたとき、まずはショックを受ける。その後、怒りがわいてくるのが一般的なのだが、この怒りをどこに向けるかが問題。長年連れ添った夫をかばいたいのか、あるいは自分のプライドを守りたいのか、本来なら夫に向けるべき怒りを、相手の女性に向けてしまいがちなのだ。
「相手の女がうちの夫を誘惑したに違いない」
「どんな女か見てやりたい」
「できれば文句のひとつも言ってやりたい」
そんな波立つ感情に背中を押されて、出かけて行ってしまう。もちろん、多くの場合、相手の女性はおののき萎縮する。謝罪の言葉のひとつも口にするし「別れます」とも言う。
では妻が「勝ってすっきり」かというと、それがそうではないのだ。
「相手は私より10歳以上年下のきれいな人でね。彼女と目を合わせるたびに“私を老いた女だとバカにしている”と思わされた。本当はどう感じていたかわからないけど、どうしてもそう思っちゃうんですよ。夫と彼女の仲は終わりましたけど、いまだに彼女の顔が蘇ることがあって、そのたびにまた怒りがこみあげてきます」。2年前に夫の彼女に会いに行ったヨウコさん(48歳・仮名=以下同)はそう語る。
一方、相手が年上なら「勝った」気持ちになれるのだろうか。3年前、夫の携帯から浮気を確信したマリさん(40歳)は、彼女に連絡をとり、ひとりで彼女の家に乗り込んでいった。
「夫が私より8歳年上。相手の女はその夫より5歳年上。私よりひと回り以上、年上だった。“大人なら分別もちなさいよ”って言ってやろうと思って会いに行ったんだけど、逆にものすごく落ち込みました。確かに年はとっていたけど、体の奥からにじみ出るような落ち着きというか、ある種のすごみみたいなものを感じさせられてしまって……。…