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本田圭佑が改めて口にした背番号10の重圧。カリアリ戦で自らの“生き様”を示せるか

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本田圭佑が改めて口にした背番号10の重圧。カリアリ戦で自らの“生き様”を示せるか

 本田圭佑が改めて口にした背番号10の重圧。カリアリ戦で自らの“生き様”を示せるか

 本田は前節も守備に奔走

  ミランは前節(16日)のフィオレンティーナ戦で逆転負けを喫し、ここ3試合白星から遠ざかっている。次の相手は15位エンポリだ。本田圭佑は入団時に語った背番号10の重圧について改めて口にした。

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 「本田もチェルチも、ひどく出来が悪い。前節に引き続きファン・ヒンケルを中盤で使って、ボナベントゥーラを一列前に上げるという考えはないのか」

 「本田を使い続けるのは、チェルチの出来が悪すぎるからではないのか。フィオレンティーナ戦でも、ほとんど彼はチャンスを作れていなかったが?」

  20日、カリアリ戦に向けたインザーギ監督の前日記者会見で、地元記者からは鋭い質問が飛んだ。「選手のコンディションが戻れば12月の時のパフォーマンスがまたできるはずだと言い続けてきたが、フィオレンティーナ戦ではその通りになった」と指揮官は語っていたが、そのことに関して異論を挟むものはいない。ただしその試合で1点しか奪えなかった攻撃陣と、それを起用した監督は厳しく批判されたということだ。

  1月の獲得から本調子をなかなか発揮できないチェルチ、そしてその彼を押しやって先発で出ておきながら、攻撃面では何も結果を残さない本田圭佑がその対象となっていた。

  先発した本田は、守備の上では多大な貢献をしていた。プレスに奔走し、時に下がってサイドバックもカバーする。特にフィオレンティーナに押し込まれていた後半、相手の右クロスをファーでクリアしたり、中盤でボールをカットしてカウンターの起点となったりと、彼が体を張らなければ失点につながっていたであろうシーンも多々あった。

「攻撃の選手ならばまずは攻撃を」

  実際「普通の監督ならDFを入れるところだが、私はチェルチを投入して点を取りに行った(インザーギ)」という交代の後にこのサイドのバランスが崩壊し、結果2失点につながっている。

 「FWは前で(プレスに)喰らい付いていかなかければならない。その意味では(メネズも本田も)前節のフィオレンティーナ戦でよくやってくれた」

  インザーギ監督はFW陣に対し、戦術上守備の貢献も重要視していることを明かした。この考えの通りなら、引き続きカリアリ戦でも本田が先発するのではと考えることができる。

  ただ地元記者は――おそらくそれも理解した上で、だと思うが――攻撃面における本田のプレーに不満をあらわにしていた。“攻撃的プレーヤーなら、まず攻撃面での仕事をするべき”という考えが根底にあるのだろう。…

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