政治そのほか速
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大学生にとって3月は卒業シーズンだ。しかし、まだ内定を持っていない学生は素直に喜べないだろう。厚労・文科省の合同調査では、昨年12月時点で約8万人の就職希望者が内定を得られていないそうだ。
「もう、とりあえずフリーターでいいや…」と諦めている学生たちに、ここに来て救いの手を差し伸べる企業が出てきた。タクシー、ハイヤー事業などで6000人以上の従業員を抱える国際自動車が2015年3月上旬、「kmの仮面就職」という一風変わったサイトを立ち上げたのだ。
■一番良くないのは「フリーターマインド」が身につくこと
「小説家を目指している人、バンド活動をしながら働いている人、女子パワーリフティングの選手で体を鍛えながら仕事をしている人など、当社には夢や希望を諦めずに働く若い人が多くいます。それがそのまま、当社が求める人材。それを伝えたくて『kmの仮面就職』をオープンしました」
国際自動車の広報担当者は、キャリコネニュースの取材にサイト開設の趣旨をこう明かす。つまり「他にやりたいこと」が前提としてあってもOKで、そうした学生を「正社員」として雇いたいということだ。
募集職種はドライバーで、サイトに書かれている1年目のモデル年収は430万円。2年目で600万円だ。新卒の給与としては高い部類に入る。サイトには「とりあえずでも良いので、正社員としての社会人スタートを応援します」「夢が見つかったら、旅立っても構いません」といった言葉も並び、就職に決心がつかない学生にとっては嬉しい言葉だ。
こうした厚遇を用意する理由には、「安易にフリーターになってほしくない」という会社の考え方がある。一番良くないのは「フリーターマインド」が身についてしまうこと、だというのだ。
「アルバイトは一般的に時給で働きますよね? つまり頑張っても頑張らなくても、工夫しても工夫しなくても、成果を出しても成果を出さなくても、同じ時間働くと同じ報酬が発生する。この環境下だと、無意識のうちに頑張らなくなるんです。工夫しなくなるんです。成果を追求しなくなるんです」
■サービス業には「若い人たちの柔軟性」が必要
同社では、働き方も「隔日勤(月11~13回勤務)」「日勤(日中のみ)」「夜勤(夜間のみ)」の中から選ぶことが可能だ。俳優志望であれば隔日で働き、隔日で稽古に打ち込むというライフスタイルも実現できる。
ではなぜ、国際自動車は「夢を優先」する若者を採用するのだろうか。…