政治そのほか速
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日本を代表する工業製品である、自動車。海外生産も増えているが、世界に対して「ジャパンブランド」を牽引する存在なのは、疑いがない。
いま、海外での存在感は、どうなっているのだろうか? 東南アジア屈指の経済大国である、タイを舞台に調べてみた。調査対象は、首都バンコクと、南部最大の都市であるハートヤイの2ヶ所。
主要道路で定点観測を行ない、それぞれ100台ずつ、走っているクルマのメーカーを調査してみた。
■バンコク(人口:約820万人)
首都バンコクはタイ経済の中心であり、多くの日本企業も進出している。観光地としても人気で、日本人にもなじみのある都市だ。
■バンコクにおけるブランド別の乗用車台数
トヨタ:34台
ホンダ:20台
日産:8台
いすゞ:7台
マツダ:6台
シボレー:6台
三菱:5台
その他:14台(各3台以下)
バンコクでは、上位5位までが日本メーカー。とくに、トヨタとホンダの健闘が目立つ。
■ハートヤイ(人口:約37万人)
南部最大の都市、ハートヤイは、タイ南部の経済・交通の中心地として機能している。観光地としてはあまり有名ではなく、日本人の姿はほとんど見られない。しかし、そんな街でも…
■ハートヤイにおけるブランド別の乗用車台数
トヨタ:38台
いすゞ:18台
ホンダ:15台
三菱:7台
日産:6台
マツダ:4台
フォード:4台
その他:8台(各2台以下)
バンコクでも見られたが、それ以上に目立ったのが、トラックメーカーとして知られる「いすゞ」の健闘。この街では上位6位までが日本車だった。
■今回の調査で見られたタイの「日本車率」
日本車:87.5%
その他:12.5%
2つの都市をまとめると、1位から6位までを日本メーカーが独占。パーセンテージに直すと、じつに87.5%。遠く離れたタイの地でも、日本のクルマは大人気のようだ。
■なぜ「いすゞ」が人気?
バンコク・ハートヤイの合計では、3位に食い込んだ「いすゞ」。日本では主にトラックで有名だが、タイで大人気なのは、下の写真にあるピックアップトラックなのだ。
バンコクではそれほど見られなかったが、ハートヤイではかなりの割合が高いピックアップトラック。実に100台のうち52台を占めていた。
タイの法律ではピックアップトラックの荷台に人を乗せて走ることもできるため、交通網の発達していないところほど多く乗られているようだ。
世界を旅するとき、「その国で活躍する日本」を数えてみると、面白いかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・なかしまそうた)