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ジェラートワールドツアー東京実行委員会は9月4日から6日に、駒沢オリンピック公園中央広場で「ジェラートワールドツアー東京」を開催する。
「ジェラートワールドツアー東京」9月4日~6日開催
東アジア代表職人を5月1日から公募
同イベントは、イタリア外務省が後援。イタリアンスタイルの歴史深いジェラート文化を全世界に広めることを目的とした”国際移動型大会”。ローマ、バレンシア、メルボルン、ドバイ、オースティン、ベルリン、リミニ、シンガポールの世界8都市で開催している。
過去開催の模様
2015-2017年シーズンは、東アジア大会として日本開催が実現。日本におけるジェラート文化の認知促進やジェラートファンの拡大を目的に開催する。一般来場者は、昔から受け継がれるジェラートの製造教室や、ワークショップを体験することができる。入場は無料。
同大会では、東アジア地域より選ばれた16名のジェラティエーレ(ジェラート職人)が出場。2017年にイタリア・リミニで開催されるグランドファイナルの、東アジア代表3名を決定する。16名は5月1日から一般公募にて募集し、厳正なる審査の上選出する。
ジェラティエーレのテクニックに注目
ジェラートの特徴は、アイスクリームと比べ、含まれている空気量が少なく、温度が高いためにより素材の味を感じやすいところだという。また、新鮮な材料を用いて作られるため、栄養価が高い。さらに、日本で定義されるアイスクリームが”乳脂肪分8%以上”であるのに対し、ジェラートは5%前後のものが多いため、低カロリーでヘルシーとのこと。
色とりどりのジェラート
期間中会場はイタリア文化一色に
同会場においては、国際博覧会「ミラノ万博」の開催に合わせて、イタリアの食文化・旅文化を体験できる「ITALIAN collection(イタリアン・コレクション)」を同時開催。イタリアの多彩な魅力に触れ、文化相互交流・理解促進、食育の促進を目的としている。
渋谷センター街の「Alternative Cafe&Bar VANDALISM渋谷」(東京都渋谷区)は4月20日より、「朝カル」を開始する。
オープニングイベント「Light My Fire」での立川談奈さんの落語の様子
「Alternative Cafe&Bar VANDALISM渋谷」は、スタッフの多くを俳優やミュージシャンで構成している文化発信型飲食店。ライブや上映会を行えるように大型の120インチスクリーンを設置しており、店内ではアーティストの作品を展示・販売している。フリーカルチャーマガジンを発行するほか、ウェブマガジンもリリースするなど、さまざまな角度から文化を発信する試みを行っているという。
今回開始するイベントは出社前の人をターゲットにしており、平日の7時30分~8時30分に実施する。同店の”文化に触れてリフレッシュした状態で出社してほしい”という想いから実現したとのこと。期間中は、曜日ごとに落語、映画、音楽、演劇、お笑いといったコンテンツを朝食・ドリンク付きで楽しむことができる。
会場の内観
イベント初日となる4月20日には、同店のオープニングイベント「Light My Fire」にも出演した落語家・立川談奈氏による落語を公演する。また、21日には「あまちゃん」「色即ぜねれいしょん」などに出演するなど役者としても活動している森岡龍監督の「つつましき生活」の映画を上映。28日には同監督による短篇集「硬い恋人」、5月5日には「硬い恋人」を上映する。
4月22日は「タイムマシーン3号」「サイクロンZ」「ぽ~くちょっぷ」「お侍ちゃん」によるお笑いライブを予定している。また、開始日は未定だが、木曜日は朝劇による演劇「渋谷・イン・ワンダーランド」、金曜日は週替りでアコースティックライブを行っていく予定とのこと。
価格は朝食・ドリンク付きで1,500円で、毎週木曜日の演劇のみ2,500円(共に税込)となる。
すっかりおなじみになったスマホやPCのタッチパネルだが、この機能を搭載したパソコンが’88年に登場していた。
キヤノンの「パーソナルステーションNAVI」だ。実際に所有していたという松本敏明さん(仮名)は、「まさに革新的の一言」と話す。
「タッチパネルどころか電話やファクスまで搭載。ワープロや表計算ソフトも入っていた。ジョブズがこのパソコンにインスピレーションを感じてiphoneに繋げたという逸話も残るほどです」
実際に当時のプレスリリースを見ると、「新時代のオフィスを創造する複合OA機器」などという言葉が並ぶ。
キヤノンに聞いても開発の経緯や売れ行きなどはわからないとのことだが、日本の技術力が世界の最先端を行っていたことは間違いなさそうだ。
一方、こちらはタッチパネル式ケータイとして外せないのが、デジタルホングループとパイオニアが共同開発し、’96年に発売した「DP-211」。国内初の全面液晶の携帯電話だ。
パイオニア提供の当時の資料によると、本製品は「パーソナルユースにおける使用シーンの多様化と、それに伴う端末の多様化」といったニーズに応じて開発。
その狙いや「状況に応じて必要な時、必要な機能だけを大きく表示」という機能、全面液晶化のスマートなデザインに関しては、iPhoneより10年早かったのかも。
― [あの大ヒット商品]は既に日本で作られていた! ―
辺野古新基地工事をめぐって、ついに沖縄県が動いた。翁長雄志知事が海底作業の停止を指示したのだ。これに対して国は、その意向を無視し作業を続行中だ。
県と国の衝突がさらに激化しそうな様相の中、辺野古を地元に抱え、翁長知事と反基地建設で共闘する名護市の稲嶺進市長は一連の動きをどのように見て、今後何をしようとしているのか?
―昨年9月の翁長さんの知事選出馬会見の日にも稲嶺さんにインタビューをさせていただきました。あの時点でも、公約に埋め立て承認の「取り消し、または撤回」という文言がないことに不安はないかと問いましたが、稲嶺さんは間髪いれず「見事な出馬表明だったと思います」と答えられていた。それが印象に残っています。
「まずは新基地推進の流れを止めることが大事だと思っていました。今まで政治的立場を異にしてきた人たちが、腹八分腹六分で、オール沖縄でまとまろうという翁長さんの主張は正しかった。本当にウチナーンチュが心をひとつにして初めて、その先に『撤回』や『取り消し』が見えてくる。まずはなんとしても翁長知事を誕生させなくてはいけない。私はそう思っていました」
―その翁長さんの新基地阻止に向けた決意と覚悟が、ようやく形として見えてきたわけですね。
「はい。熱心に反対運動をしている方は、わたしの後援会にもたくさんいます。その方たちにも『知事を追い詰めては元も子もなくなるよ』とお話ししています。あの美しい海に巨大なコンクリートブロックが投げ落とされるのを見て、決断が遅いと言いたくなる気持ちも、結果が早く欲しいという気持ちもわかりますが、行政の長は反対運動と一緒になって主張するだけではいけません」
翁長氏が知事選挙で当選した直後、選対本部で稲嶺市長から聞いた話も、今あらためて耳の奥によみがえってくる。
「官房長官は仲井眞さん(前知事)が承認したのだから、法治国家なのだから粛々(しゅくしゅく)と作業を続けると言うわけですが、その強権的な、作業の強行の仕方はまさに市民・県民を制圧しようというようなやり方です。このやり方は間違っています。
官房長官が、辺野古の問題は過去の問題だから知事選挙の結果は関係ないとも言っておられますが、絶対にそんなことはありません。私たちにとっては50年先、100年先の未来を決する問題なんです。過去の問題で片づけられたのではたまりません」
今回のインタビューで、沖縄の尊厳の問題についても稲嶺市長はこう強調していた。
「1609年に薩摩が侵攻して以来、沖縄は(日本に)外交の道具として利用され続けています。太平洋戦争での悲惨極まりない沖縄戦は言うまでもありませんが、1952年のサンフランシスコ講和条約の発効で日本から切り離され、さらに復帰しても尚、状況は変わらない。日米安保の担保として、生け贄(にえ)としてアメリカに差し出されています。もうウチナーンチュの我慢は限界に達しています。
辺野古がイヤなら代わりの案を出せと政府関係者が時々言いますが、とんでもない話です。国土の0.6%にすぎない沖縄が在日米軍基地の74%を押しつけられているというのに、この期に及んでなぜ沖縄県民が普天間基地の移設先の代案まで示さないといけないのでしょうか。
新基地建設を止めるのは、やはり民意なのだとつくづく思います。民意によって選ばれた首長が、つまり地元の名護市長の私や翁長知事が公約を守り、信念を貫いて行動すれば、市民・県民はさらに力強く支えてくれます。そのことがよくわかりました。
このうねりはもっともっと大きくなって、県外、国外へと伝わっていきます。そうなると、日本という国は、アメリカという国は、沖縄に対して何をしているんだ、という国際世論が起こります。私たちは民意によって新基地建設を必ず止められると信じています」
稲嶺市長は怒りを露(あらわ)にしたくなるような内容の話をしながらも、時には笑みを浮かべて静かに答えてくれた。だからこそ、その言葉は重く胸に響く。私たちは、政府の言い分を垂れ流すような報道には気をつけたい。何が問題なのかを正しく見つめたい。
(取材・文・撮影/渡瀬夏彦)
「週刊東洋経済」(東洋経済新報社/4月11日号)は『あなたを待ち受ける貧困の罠』という特集を組んでいる。「病気、介護、転職、失業…安定した生活は、たった一つのきっかけであっという間に崩れ去る。誰でも陥る可能性のある貧困の実態」に迫った特集だ。
フランスの経済学者、トマ・ピケティが著した『21世紀の資本』(みすず書房)。このベストセラーをきっかけに、世界中で格差への注目が高まっている。現在の日本で問題視される格差は、大衆層が貧困化することによって生じているものだ。
高齢者は生活に行き詰まる老後破綻、非正規労働者の増加などで若い世代の目の前にも貧困が待ち受けているのだ。
しかし、最後の公的なセーフティネットである生活保護も、この4月から生活費を賄う生活扶助は引き下げられ(3年連続)、家賃に充てる住宅扶助と、暖房費などに充てる冬季加算も削減されるなど、ネットのすきまが広がっている。
また今月は、生活に困った人を支援する「生活困窮者自立支援法」が施行され、生活保護を受ける前の段階で就労支援を行う窓口が全国の自治体に設置されるなど、「貧困」が注目キーワードになっているのだ。
●女性の貧困
さらに、出版界では「風俗嬢でもまったく稼げていない人がいる」「風俗の中にも大きな格差が生まれつつある」などと指摘した『最貧困女子』(鈴木大介/幻冬舎新書)がべストセラーとなり話題を呼んでいる。経済メディアとしても、「貧困」を取り上げるタイミングといえる。
「東洋経済」でも、『元AV女優・日経記者が歩く 女性の貧困最前線』という記事で、大学時代にAV出演後、日本経済新聞社に入社したという異色の経歴を持つ鈴木涼美のルポを掲載している。
30歳のカオリは、3歳の娘と都内のアパートに2人暮らしのシングルマザー。昨年7月から生活保護を受給しているという。
カオリのファースト風俗は6年前、1日3~8万円の収入を得るソープランドだった。当時は60万円近く月収があったが、交際し始めた男性と同棲生活を開始。結婚後は夫に怪しまれないよう、イメージクラブへ週3回程度出勤するだけになった。その後、妊娠が発覚し、妊婦専門のホテヘル店、出産後は母乳マニア向けの風俗店で働いた。母乳マニア向けの風俗店は週に3~4回、4時間の短時間勤務でも月に80万円近くを稼ぎ出した。 ところが、夫の精神的なDVが深刻なものとなり離婚を決意し、母子支援センターへ避難した。
「ホテヘルと、1本だけ出演したアダルトビデオの収入で何とかやり繰りしていたが、体がだるく出勤できない日が増えた。比較的安定した収入が望めるソープに移り、出会い喫茶などにも出入りしたが、日々悪くなる体調や子供の面倒を見ながらの出勤に限界を感じ、生活保護を申請。現在も受給し続けている」(同記事より)
風俗の世界で、ある程度の収入と安心して働ける環境が手に入るのは、あくまでもお店に出られる健康状態を維持することが前提だ。また容姿や愛嬌など「風俗や水商売にはその世界なりの求められるスペックがある」(同記事より)という。
鈴木自身も「彼女たちの一人」として「稼ぐ資本としての身体」を持っていた時代には「寝る時間はいくらでもあったが、なぜかいつも眠くて体調が悪かった」という。
「私自身、20~21歳の頃は夜の世界で自分のスペックの高さをある程度謳歌した。しかし年を重ねることによる条件の絶対的悪化を思うと、女の一生の仕事としてとらえるにはあまりに残酷な気がして傷つく前に抜け出したかった。25歳を目の前にして逃げるように昼職に転じたのは、そういう残酷さにうすうす感づいたからだ」(同記事より)
しかし、多くの風俗嬢は残酷な貧困地獄からは抜け出せないのだ。
●風俗の中でも格差
「月刊宝島」(宝島社/4月号)では、『最新報告 ニッポンの貧困「地獄の現場」』という特集を組んでおり、『最貧困女子』著者の鈴木大介がセックスワークの格差を語る。
「セックスワークをする女性たちに『もっとまともなバイトがあるだろう』と言う人がいますけど、普通のAVやデリヘルで、それなりの収入を得られるのって、いまは『勝ち組』の仕事ということを理解していないですよね。(略)一昔前ならお金に不自由しなかった層が『まともなバイト』に進出していて、それに押し出されて『まともなバイト』をしていた人がセックスワークに流れた。当然、いままでのAV嬢や風俗嬢は、もっと底辺の仕事を受け入れるしかない。そうして一番弱い貧困層に、しわ寄せがいっているんです」
セックスワークの格差、最貧困となれば「冗談抜きで命に関わる問題となる。かなり切迫した状況になってきた」と実感を語っている。
「21世紀の資本」ならぬ「21世紀の“稼ぐ資本”」も深刻なようだ。
(文=小石川シンイチ)