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一般社団法人グリーフケアパートナーの設立会見に臨んだ岡田氏(左端)ら
様々な領域で大小の喪失体験による「悲嘆(グリーフ)」に遭い、第三者の助けを必要とする人間に対し、「グリーフケア」と悲しみを乗り越えるサポートをし、地域社会の発展に寄与することを目的とした、一般社団法人グリーフケアパートナーの設立に際して3日、都内で記者会見と記念鼎談が行われた。
会見には山愛グループの会長である山下達美代表理事、高木慶子理事、元日本代表監督で現在はFC今治のオーナーも務める岡田武史理事、「夜回り先生」としても知られる水谷修理事が出席。同法人の事業内容では、スポーツ選手が引退した後のセカンドキャリアをサポートすることがまずは掲げられている。
FC今治ではオーナーになった岡田氏は、「本来はもっといろいろな分野・状況の方々に手を差し伸べるという趣旨だと思いますが、最初にまずJリーグのセカンドキャリアに焦点を当てていただけるということで、何か力になればと思いました」と参画した理由を説明。「我々はサッカーのうまい選手を育てるだけではなく、人間として地域、世界平和に貢献できる人材の輩出をクラブの理念として掲げました。サッカーのセカンドキャリアだけの問題ではなく、もっと大きな社会問題について取り組んでいく活動だと感じました。理事会でお話しをする中で、FC今治としても単にサッカーをするだけではダメだ、しっかりとセカンドキャリアまで面倒を見られる人間を育てていかなければいけないと思い、動いています」と話す。
現状のサッカー界でのセカンドキャリアについての課題を問われると、「今はサッカーだけではなく、(プロ野球・日本ハム)栗山英樹監督や白井一幸コーチとも話しましたが、野球の世界でもテレビ解説者やスポーツ新聞の専属契約も減り、悲惨な状況だと。自分で店を出すか、単純労働になってしまう。なんでそうなってしまうのかと話しました。結局、スポーツ界にも責任があって、スポーツしかやっていないと知識が不足してしまい、単純労働しかできない。そこに企業の方へ『いい仕事を』とお願いしても無理があります。育成世代からトップチームに上がらない子どももたくさんいるので、その時点でもセカンドキャリアと言える。育成の段階でしっかりとした教育をしなければいけないと感じています。ドイツやバルセロナは寮や補講部屋があり、教師もいる。単位を取らないとサッカーをやらせてもらえない。やるならそれくらいのことをやらなければと思っています」と、FC今治で、様々なチャレンジをして、成功事例を作りたいと意欲的に語った。
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