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【ロヴァニエミ 1-3 ヘルシンキ ヴェイッカウスリーガ 第1節】
フィンランド・ヴェイッカウスリーガの開幕戦が現地時間12日に開催され、FWハーフナー・マイクとMF田中亜土夢の所属するHJKヘルシンキはアウェイでROPSロヴァニエミと対戦して3-1で勝利した。
田中、ハーフナー共に先発出場を果たした同試合、20分にヘルシンキが幸先よく先制に成功。前半のアディショナルタイムにも追加点を挙げ、2-0で前半を折り返す。
迎えた後半59分に、1点を返される。
しかし、71分。PA右の少し外側でボールを持った田中が相手に1対1を仕掛け、左足でシュート。ゴールネットに突き刺さり、開幕戦でリーグ初ゴールを挙げた。
試合はこのまま3-1でヘルシンキが勝利。田中とハーフナーは共にフル出場している。
田中は、移籍後初の公式戦となった2月13日のリーグ杯、ロヴァニエミ戦でもゴールを決めており、相性が良い相手となっている。
明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節が12日に行われ、浦和レッズは試合終了間際に同点ゴールを奪い、川崎フロンターレと引き分けた。
試合後、浦和のDF槙野智章が報道陣の取材に応じた。
相手にボールを持たれるなど、我慢の時間が続いた。だが、1点は奪われたが、その他の場面はしっかり耐えた。
ビハインドを背負った浦和が前に出ると、川崎の大久保嘉人やレナトがカウンターからのチャンスを狙っていたが、「僕たちが攻めている時こそ、彼らに対してしっかりケアすることは90分心がけた」と槙野が言うように、攻守のバランスに気を配ったことで最少失点で持ちこたえた。
特に前半は中盤で後手に回った。これについては槙野も「ボールの動かし方は褒めないといけない」と相手を称賛する。それでも意識としては「持たせている状況」であり、「無闇にボールを追いかけることもなかった」という。自分たちの予測を上回るような攻撃はさせなかった。
そうした落ち着いた対応が後半の反撃に繋がり、終盤の同点ゴールに結びついた。「試合が拮抗した中で、決めるべきところを決めるのは強みだと思う」と槙野は胸を張る。
勝負強さを発揮した浦和がこの日に得た勝ち点1は、ステージ優勝に向けて大きな意味を持つだろう。
FC東京は12日、明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節で湘南と対戦し、1-0で勝利を収めた。首位の浦和が川崎と引き分けたため、2005年第4節以来、10年ぶりに首位に立った。試合は64分に武藤嘉紀がヘディングで今季4点目となる決勝ゴールを決めた。
日本中の注目を集めた男があらゆる雑音を自らのゴールでかき消した。
この一週間で日本を代表するストライカーに成長した武藤の周囲は一気に騒がしくなった。6日にプレミアリーグのチェルシーから正式オファーが届いていることを明かすと、翌日には報道陣が小平グランドに大挙押し寄せた。さらには日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れるなど、試合開始前から周囲の視線を一身に浴びていた。
前節同様、石川直宏と2トップを形成して臨んだ一戦。試合開始のホイッスルが鳴るとピッチの上には、泥臭く守備をして、快足を飛ばしてドリブルをする、いつもどおりの背番号「14」の姿があった。
「プレッシャーは掛かりますけど、自分が決めなくてもいいぐらいの気持ちでいた。自分が前で身体を張って、チームのために動いて、空いたところに誰かが決めてもいい」
53分には、左サイドの河野広貴からのクロスを森重真人が頭で落とし、武藤がシュートを放つ。このシュートはポストを叩くが、ボールが再び武藤の頭上にくると、ヘディングでゴールネットを揺らした。しかし、これはオフサイドの判定。白熱した一戦の均衡をなかなか破れない。
「今日も試合中にチームのために走って、身体を張っていれば、最後はいいボールがくると思っていた。そうしたら宏介くん(太田)からすばらしいボールがきた」
冷静に来るべき瞬間を待っていた。64分、右サイドでボールを受けると、中央やや左の河野に素早く展開。自らゴール前に侵入し、日本代表でもチームメイトの太田からのクロスに備えた。2人のDFの間を割って入るように、ボールを叩きつけ、ゴール左に押し込んだ。
試合後の武藤は、ハリルホジッチ監督の前での“御前弾”にも「代表は関係なく、FC東京のために攻守においてサボらずプレーすることができた。(代表のことは)まったく意識せずに、泥臭くプレーしました」と話した。日本代表監督の視察も、移籍報道も意に介さずという様子だった。
また、一方で移籍報道については「今、試合が終わって何も考えていないですし、特に結論も出していない。とにかく自分がどこに行けば成長できるかしっかりと見据えていきたいなと思います」と話した。…
【QPR 0-1 チェルシー プレミアリーグ第32節】
プレミアリーグ第32節が現地12日に開催され、チェルシーはQPRとの“ウェスト・ロンドン・ダービー”に臨んだ。
ダービーとはいえ、あまりに対照的な状況の両チーム。チェルシーは首位で、QPRは残留争い真っただ中の18位だ。
チェルシーは負傷したジエゴ・コスタに代わってドログバが今季4試合目の先発出場を果たし、鼻骨を骨折しているセスクも特注のフェイスガードを着用してスタメンに名を連ねている。
試合は立ち上がりから静かな締まりのない展開が続く。チェルシーの攻撃陣にはいつものような元気がなく、シュートチャンスも増えない。
さらにボールを持てばブーイング、ライン際ではすぐ横のQPRサポーターから激しい野次を浴びせられる特殊な環境での試合で、いつもとは違うプレッシャーに苦しむ。
守備陣はいつ戻りの集中力でQPRの攻撃を跳ね返し続けたが、チェルシーは前半2本しかシュートを打てず、スコアレスで折り返した。
後半に入っても相変わらず緩い空気のまま時間だけが進んでいくが、64分、QPRにビッグチャンスが訪れる。
右サイドからザモラがグラウンダーのボールをエリア内へ入れると、見事なターンでDFを制したフィリップスが反転しながらシュートを放つ。これは至近距離でクルトワにセーブされてしまうが、それまでで最もゴールに近づいたシーンだった。
81分、チェルシーはクアドラード、QPRはクラニチャルを投入してリズムを変えようと試みるが、それでも流れは変わらない。
しかし、最後は個の力が上回った。88分、QPRのGKグリーンのキックミスを拾ったアザールが左サイドで仕掛け、オスカルとのワンツーでエリア内に侵入すると、ラストパスをセスクがゴール左隅に流し込んだ。
勝利したものの不完全燃焼のチェルシーだが、次節以降は18日のマンチェスター・ユナイテッド戦、26日にアーセナル戦と上位陣との厳しい戦いが待っている。来週末までに本来の姿を取り戻せるか、モウリーニョ監督の手腕が問われる時だ。
【得点者】
88分 0-1 セスク(チェルシー)
古巣サポーターからコールを受けた仙台GK六反「いいパフォーマンスは見せられた」
[4.12 J1第1ステージ第5節 横浜FM1-1仙台 日産ス]
今季からベガルタ仙台に加入したGK六反勇治。昨季まで横浜F・マリノスに在籍していた六反にとっては、かつてのホームスタジアムでの一戦となった。
前半は危険な場面はなかったが、後半に仙台が先制すると、終盤は再三ゴールを脅かされた。後半40分にはFW矢島卓郎との1対1を迎えたが、勇気を持って飛び出し得点を許さない。その5分後にはMF齋藤学が強烈なシュートを見舞ったが、鋭い反応を見せて失点を回避。最後尾で好プレーを披露しリードを守り続ける。
「1-0で終わることがハッキリわかるような交代の使い方だった」と六反。FWの奥埜博亮を下げてボランチの武井択也を投入するなど、仙台の逃げ切りは成功するかと思われた。
ところが、後半アディショナルタイム3分、MFファビオのシュートに横浜FMサポーターは歓喜する。反応した六反はシュートに触ったが、ボールはそのまま仙台ゴールを揺らした。「今日は勝ち点1と取ったというより、勝ち点3を失った」。土壇場で崩れたゲームプランに、守護神は下を向いた。
試合後、古巣のサポーターから六反コールが起こったことに「勝ってあのコールを聞きたかった。他のチームに移籍した選手に対して、ああいったコールをしてくれるのは僕個人としてはものすごく嬉しい」と感謝。「いいパフォーマンスを見せられた」。トリコロールのサポーターへの想いには、プレーで報いることができたはずだ。
(取材・文 奥山典幸)
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