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ブンデスリーガ第28節が12日に行われ、日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンとホッフェンハイムが対戦した。大迫と長澤はともに先発出場している。
4試合ぶりの勝利を目指すケルンは、大迫が5試合ぶりの、長澤が今シーズン初の先発メンバー入りとなった。一方、ホッフェンハイムは前節のボルシアMG戦で大敗。ヨーロッパリーグ出場権圏内を目指すためにも、負けられない戦いとなる。
試合は先発起用された大迫が攻撃を引っ張る。3分、ドリブルでペナルティエリア右に侵入すると、相手DFキム・ジンスが大迫を倒したが、ファウルとはならなかった。さらに直後の4分にも大迫が右足シュートを狙ったが、ゴール左に外れた。
一方のホッフェンハイムも攻める。11分、右サイドをナディエム・アミリが駆け上がると、斜めのパスに走りこんだケヴィン・フォラントがキーパーと一対一に。しかし、ケルンGKティモ・ホルンがなんとか防いだ。
迎えた20分、ホッフェンハイムのエルミン・ビチャクチッチが自陣ペナルティエリア付近でロングボールの処理を誤ると、大迫が見逃さなかった。身体を入れ替えてチャンスになりかけると、ビチャクチッチはたまらず大迫を倒し、ケルンにPKが与えられる。これをキッカーのマティアス・レーマンがしっかりと決めて先制に成功した。
勢いに乗るケルンは、24分にも長澤がチャンスを迎えたが、相手DFのファウルすれすれのプレーに阻まれてしまう。その後も両チームともに相手ゴールへと迫ったが、スコアは動かず1-0で前半を折り返す。
後半立ち上がり、先にゴールを決めたのはケルンだった。53分、中盤でボールを受けた長澤がゴール前でフリーになっていた大迫へパス。大迫はペナルティエリア右で動き出していたアンソニー・ウジャーを見逃さず、絶妙なスルーパス。ウジャーが冷静にキーパーとの一対一を制し、ケルンが日本人2人の活躍で追加点を決めた。
ここまで優位に試合を運んでいたケルンだったが、一転ピンチを迎えることになる。70分、ホッフェンハイムのアントニー・モデストがキーパーと一対一となる。ここでケルンのパヴェウ・オルコフスキが後方からタックルを見舞い、ホッフェンハイムにPKが与えられる。オルコフスキはこのプレーで一発退場となった。これをオイゲン・ポランスキがしっかりと決めて、ホッフェンハイムが1点差に詰め寄る。
72分、10人となったケルンは長澤を下げて、ミチョ・ブレチュコを投入した。…
横浜FM対策を講じた仙台、DF鎌田がスーパーゴール突き刺す
[4.12 J1第1ステージ第5節 横浜FM1-1仙台 日産ス]
スコアレスで迎えた後半、均衡を破ったのはベガルタ仙台のDF鎌田次郎だ。しかも、セットプレーではなく流れの中からの得点。さらに、鮮烈なジャンピングボレーだった。アシストは、FWウイルソンからのクロス。この得点は「対マリノスの対策通り」と渡邉晋監督は試合後の会見で振り返る。
「対マリノスのトレーニングで、クロスの入り方は全員でやっていました。センターバックも、サイドバックも、ボックスに行くチャンスはある、と。その中でどういったボールを上げればマリノスに効くか。トレーニングした成果が出たと思います」と指揮官。では、どういったクロスが有効なのか。それについて、「マリノスの高さを避けるマイナス気味のボール」と鎌田は解説する。ウイルソンのクロスは狙い通りだった。
これまでは前線に「行かなかった」と言う鎌田が、流れの中でゴール前に顔を出した理由も明かす。「前線の選手は守備をしてくれるので。後ろの選手が(前線への)サポートの動きを増やせれば、チームがもっと楽になる。それが今年の『堅守賢攻』というテーマ。自分が上がれば誰かがカバーをしてくれるという安心感もあったので、思い切って上がりました」。
その結果生まれたスーパーゴール。終了間際に追いつかれ、決勝点にはならなかったため「練習では全然シュートが入らなかったんですけど、今日は入ってよかったです」と控えめに回想する。「最後耐えて勝ち点3を持ち帰れればよかったですけど、終わってしまったことよりかはポジティブにとらえて、次の試合に向けて練習するだけです」と気持ちを切り替えていた。
(取材・文 奥山典幸)
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[J1]第1ステージ第5節 スコア速報
「チームの助けに」横浜FMファビオが後半ATに劇的同点ボレー
[4.12 J1第1ステージ第5節 横浜FM1-1仙台 日産ス]
公式戦3連勝と好調の横浜F・マリノスを敗戦の危機から救ったのは、26歳のブラジル人だった。
決定機をつくりながらもゴールが遠く、敗色濃厚だった後半アディショナルタイム。仙台DFのクリアボールは、前線に上がっていたMFファビオの前にこぼれる。「しっかりと強く、ゴールに行くか、サポーターのほうに行くか、というぐらいの気持ちで蹴った」。浮き球をダイレクトでとらえると、再三好セーブを見せていたGK六反勇治も及ばず、仙台ゴールに突き刺さった。「いろんな要素が重なった失点」と残り数分で失った勝ち点3を、仙台のMF富田晋伍は悔やんだ。
後半途中からセンターバックに下がっていたファビオは、それまではボランチでプレーしていたが、自身のクリアミスから先制点を献上している。自陣深い位置でクリアを試みるも、目の前にいたMF梁勇基に当たり、ボールはFWウイルソンの元へ。そのままクロスを入れると、DF鎌田次郎のジャンピングボレーが味方ゴールを揺らした。
「常に試合に入るときにはチームの助けになろうと考えている。守りのほうもそうですし、チャンスがあれば何とかゴールを決めようという気持ちでやっていたのですが、あのプレーの後はその気持ちは増しました。もっと助けにならなければ……」
強い気持ちでプレーし、ミスを帳消しにしたファビオ。奇しくもこの試合で生まれた2ゴールとも、センターバックによる豪快なボレーシュートになった。
(取材・文 奥山典幸)
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[J1]第1ステージ第5節 スコア速報
【ケルン(ドイツ)共同】サッカーのドイツ1部リーグで大迫勇也と長沢和輝のケルンは12日、ホームでホッフェンハイムを3―2で破った。大迫、長沢ともに先発して後半途中までプレーし、大迫は2点目をアシストした。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プリンスリーグ東北
【第1節】(4月11日)
[遠野市国体記念公園市民サッ力ー場]
遠野高 1-0 学法石川高
[松島フットボールセンター]
塩釜FCユース 1-9 ベガルタ仙台ユース
[塩]佐藤拓馬(25分)
[仙]佐々木匠4(35、62、86、88分)、相原旭(72分)、吉田伊吹2(80、90分+1)、木本晃次郎(84分)、縄靖也(90分+1)
[仙台育英学園高校(多賀城キャンパスグラウンド)]
仙台育英高 0-0 聖和学園高
[山形県総合運動公園第2運動広場]
モンテディオ山形ユース 0-2 青森山田高セ力ンド
[青]黒田凱(5分)、中村圭汰(51分)
[尚志高グラウンド]
尚志高 5-1 盛岡商高
[尚]生井沢佑斗(28分)、佐藤凌介(36分)、柳原隆二(46分)、小野寛之(55分)、清水祐貴(82分)
[盛]吉田陸(70分)