政治そのほか速
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「ミランは政治的なクラブ」と語る本田
ミランは7日のナイトゲームで15位ベローナと対戦する。前節のキエーボ戦で本田圭佑は途中出場もチームを勝利に導くことはできず、アウェイとはいえ格下のキエーボと引き分けてしまい、連勝とはならなかった。
「ベルルスコーニ氏とは、ミランの話をしただけだ。“ミランの中盤は機能していないので、メネズをトップ下としてプレイさせるべきだ”と」
北部同盟のマッテオ・サルビーニ書記長は6日、政治記者にそう打ち明けた。中道右派政党フォルツァ・イタリアの党首でもあるミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長との会談を終えた後でだ。政治記者たちの関心は両党が協力体制を築くかどうかにあったのだが、それ自体は肩すかし。だがサルビーニの口からは、サッカーファンには見逃し難い話題が飛び出したのである。
つまり、そういうことか。7日、地元のスポーツメディアは本日のエラス・ベローナ戦でメネズ、デストロ、チェルチが先発すると一斉に予想したのだが、メネズは4-3-1-2のトップ下になっていたのだ。メネズの“偽9番”に文句をつけ、CFの起用を突きつけ、そして今度はこれ。前節のキエーボ戦後、本田圭佑はミランについて「イタリアで一番政治的なクラブ」と語っていたが、かくもやといった印象である。
本田どうこうというより、前線で結果を出してきたメネズのポジションを下げることにまず疑問を禁じ得ない。彼自身は「本来のポジションはトップ下」だというが、これで守備のバランスが耐えられるかどうかは未知数だ。ベローナ戦でのスタメンが報道の通りなら、果たしてうまくいくかお手並み拝見といったところである。
本田が思うミランの課題とは
もっともキエーボ戦で途中出場した本田も、周囲と噛み合ったチャンスメイクをしているわけではなかった。むしろ異質だ。ダイレクトパスを多用し、メネズにも接近してワンツーを仕掛けようとした彼の動きは、前半にボール回しが非常に遅かったチームに一人で訴えを起こしているようにも見えた。
ロスタイムに自陣でのバックパスを拾われカウンターを招く場面があったが、あれこそはまさに象徴的なエピソードだ。敵の枚数は少なく、裏に素早くパスが回れば逆転のチャンスになる。目の前に敵がいた本田は味方に展開をさせるためワンタッチで素早くボールを“捨てた”が、後ろにいたボナベントゥーラはイメージを共有しておらず、ロストへと繋がった。…