政治そのほか速
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阪神の若きエース藤浪晋太郎と日本ハムの二刀流・大谷翔平がそろって“自己主張”をし始めた。
まずは藤浪。阪神キャンプの目玉は往年の大エースでもある江夏豊氏の臨時コーチだが、この“レジェンド”が藤浪にどんなアドバイスを送るか、新旧両エースのツーショットにフロントも期待していた。しかし、藤浪は江夏氏を避けるようにキャンプ初日のブルペン入りを見送った。
「初日にブルペン入りしなかった投手は、外国人投手と藤浪だけ。2日目にブルペン入りしましたが、投手陣の大トリ。ファンやマスコミを意図的に避けたようですね」(現地記者)
そもそも阪神が江夏氏に臨時コーチを頼んだ理由は意識改革のためだという。虎の新人、中堅は、伝統球団独特の緊張感と過度な注目で自分を見失う傾向にあり、江夏氏に不屈の闘志を注入してもらおうというのだ。だが、藤浪自身は高卒プロとして1年目から2ケタ勝利を挙げており、すでに“自分”を持っている。初日にブルペン入りを見送り、一匹狼の行動を取ったのもうなずける。
大谷もプロ3年目のキャンプでしたたかな一面を見せた。大谷は『外出禁止』がまだ解かれていない。取材も全社一斉の囲み会見だけとなっている。その囲み会見でのことだ。自主トレ中、ワインドアップで投球していたので、一部メディアが「投球フォームの改造か?」と質問した。すると、「それ、読みました。間違ってるなって思いました」と毒を吐いた。顔は笑っていたが、かなり怒っていた。
「一部の日ハムOBが大谷を連れ出そうとしている。メシをゴチになってヘンな義理ができるのを懸念し、球団は今年も外出禁止を解きませんでした。その欲求不満もあるのでは?」(スポーツ紙記者)
大谷に対し、メディアは限られた短時間でしか質疑ができない。投球フォームの誤報は、情報提供しない球団にも責任はあるが、記者団に“笑顔で憤り”を伝える配慮は、大人の振る舞いともいえる。
2人はともに20歳。いい意味で成長した証だろう。