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DF陣の安定するシャルケが優位か
シャルケとのレヴィア・ダービーを迎えるドルトムント。CLユベントス戦では出番のなかった香川真司だが、地元各紙は先発への復帰を予想している。一方で、復調傾向にあるとはいえ平均2失点を喫しているDF陣には不安を指摘する声も多い。
シャルケ所属のヘーガーは「ダービーでは情熱がとても大きな役割を果たすんだ。順位表は全く意味を成さないよ」と、2015年2月26日付のキッカー紙に語った。
28日のブンデスリーガ第23節、12位ドルトムントはホームに4位シャルケを迎える。伝統の“レヴィア・ダービー”である。
26日付のルール地方の地元紙レヴィアシュポルトは、8ページ以上に渡るダービーの特集を組んだ。
その中で同紙の記者であるティム・ミュラー氏は「失望のシーズンを救うための、こんなに大きなチャンスが与えられるダービーは長い間なかった」と考えている。ダービーでシャルケを叩くことによって、「不快感に満ちたファンは現行のシーズンを大目に見るだろう」とのことである。
ドルトムントが今季続けた低空飛行を終わりにするチャンス、といったところだ。ミュラー氏は「BVBは勝ち点3を確実なものとするためのチャンスを逃してはならないし、逃さないだろう」とする。
一方で同じくレヴィアシュポルトの記者エルマー・レーデマン氏はドルトムントのDF陣の不安定さを指摘する。
シャルケのDF陣に対してバイエルンも手こずったことを挙げながら、「それに反してドルトムントのディフェンスは、ユベントスだけでなくシュトゥットガルトにも2失点した」と指摘している。
よってレーデマン氏は「シャルケもドルトムントを打ち破ることが出来る」として、DF陣の安定するシャルケが優位と見ている。
香川はトップ下として先発復帰へ
この点についてはキッカー紙も「結局のところ平均2失点は多すぎる」として取り上げた。同紙は「ボルシア(・ドルトムント)が目下のところ平均で2失点していることは、ディフェンスが強いシャルケに対して新たな敗北を導く高い可能性となりうる」とする。
そしてシャルケには出場停止明けのフンテラールが戻って来る。ヘーヴェデスは「彼は長くグズグズしないだろう」とキッカー紙にコメントを残した。同紙は、フンテラールによってシャルケのFWの2015年初ゴールがドルトムントで生まれる、と見ている。
キッカー紙によるドルトムントの先発予想は次のとおり。…布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBソクラティス、右CBフンメルス、左CBスボティッチ、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにサヒン、ギュンドアン、2列目は右からブワシュチコフスキ、香川、ロイス、【FW】オーバメヤン。香川は先発予想となっている。
レヴィアシュポルト紙によるドルトムントの先発予想は次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBソクラティス、右CBスボティッチ、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにサヒン、ギュンドアン、2列目は右からカンプル、香川真司、ロイス、【FW】オーバメヤン。こちらも香川は先発予想となっている。
キッカー紙にフンメルスは「我々は最初の1分から、勝つつもりだということを示さなければならない」とコメントを残した。
レヴィア・ダービーが情熱に満ちた舞台になることは間違いない。