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【マスターズ(9日開幕):芹沢信雄が分析(1)】ゴルフの祭典「マスターズ」(ジョージア州オーガスタ・オーガスタナショナルGC)が9日に開幕する。松山英樹(23=LEXUS)は昨年の予選落ちのリベンジにとどまらず、V争いに絡めるのか? メジャー3連勝とキャリアグランドスラムがかかるローリー・マキロイ(25=英国)、復活を期すタイガー・ウッズ(39=米国)は? 日本のテレビ中継でリポーターを務める芹沢信雄(55=TSIグルーヴアンドスポーツ)が注目の大一番を占った。
「日本人であれだけロングアイアンを上から打ってこられる選手はいない」。芹沢がこう評するのが、日本人でただ一人出場する松山だ。
その長所が見られるのが240ヤードと距離のある4番パー3。「ユーティリティー(UT)やフェアウエーウッド(FW)で打つ選手はグリーンに乗せることはできてもピンには寄せられない。松山は3番アイアンでめくれ上がるような球を打って(2段グリーンの)上の段に直接打ってくる」
松山が過去3度出場した「マスターズ」を目の前で見てきた芹沢が「優勝の可能性が十分にある」と見るのはこのアイアンショットがあってこそ。
「オーガスタはグリーンが難しいからピンそばに行かないと。遠くに乗ったらパッティングが難しくなり過ぎる」とピンを狙えるだけの飛距離が絶対条件となる。
2007年優勝のザック・ジョンソン(39=米国)は飛ばし屋ではないが、これは例外。「アーメンコーナーからあちこちで花火(大歓声)が上がる、鳥肌が立つような試合をみんなが望んでいる。優勝スコアが10アンダーを超えるような展開になれば、飛ばない選手はついていけない」
過去5年の優勝スコアの平均が11・4アンダーなのに対し、07年は1オーバー。よほど特殊な「マスターズ」にならない限り、松山の飛距離は大きな武器だ。「優勝争いで気合が入った時の飛距離はさらにすごい。190ヤードを7番アイアンとか、我々が“エッ”と思うような番手で平気で行っちゃう。逆にテンションが下がると、アレレ…ってこともあるんですけどね」
勝負どころでさらなる力を発揮できるのも松山の強み。芹沢の見立てでも堂々の優勝候補だ。