政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術」(赤羽雄二著、ダイヤモンド社、1500円税抜き)=写真=は、コンサルティング会社出身の著者が仕事のスピードを上げるコツを伝授する。
不安をメモに書き出して思考を整理する方法や、仮説思考の身に付け方など。毎朝・毎晩30分を情報収集にあてる、パソコンに単語登録する、などの実践的なノウハウも豊富。
筆記具などの輸入・販売業「DKSHジャパン」は、ドイツのメーカー「ラミー」の筆記具シリーズ「ラミーアクセントAL」の発売を始めた。
万年筆やボールペン、シャープペンなどがあり、いずれも握る部分が膨らんでいて握りやすく、長時間書いても疲れない。ボールペン=写真=は1万円(税抜き)。問い合わせはDKSHジャパン(03・5441・4515)へ。
「風船爆弾はどんな兵器だったのでしょうか?」
中央大学(東京都八王子市)の学生取材班4人が2月下旬、旧日本軍の研究施設跡にある「明治大学平和教育登戸研究所資料館」(川崎市多摩区)で、館長にインタビューしていた。
学生たちは中大の学部横断型授業※「ファカルティリンケージ・プログラム(FLP)」のジャーナリズム部門の受講生だ。同部門には2~4年生の約170人が所属し、東京都内などのケーブルテレビ19局で放送される番組「多摩探検隊」用に毎月、10分間のドキュメンタリー番組を制作している。「多摩地域に埋もれた話題、人物、物語を掘り起こす」をキャッチフレーズに、企画から取材、編集まで番組作りのすべてを受講生が3、4人ずつのグループに分かれて担う。
この日の取材は、今年夏の戦後70年企画として、第2次大戦中に日本軍が開発した「風船爆弾」がテーマ。ディレクターで商学部2年の広瀬愛奈恵(まなえ)さん(20)は、祖母の昔話をきっかけに戦争のことを考えるようになり、昨年3月から、風船爆弾製造にかかわった元女学校生徒ら約50人に話を聞いてきた。「取材に協力してくれた方々も楽しみにしてくれている。いい番組にしたい」と話す。
◇
「取材は、学生が自分から課題解決に取り組んで学ぶアクティブ・ラーニングになり、総合的な人間力を育成できる」。FLPジャーナリズム部門で指導にあたる松野良一・総合政策学部長(58)は言う。自身もTBSの報道番組ディレクターなどの経歴がある。
経済学部2年の松原美也さん(20)は「多摩探検隊」向けに、多摩川の生態系を守っている市民団体を取材するため、河川敷の清掃活動にも参加して信頼関係を築いた。「取材を通じて、相手が何を考えているか、どうすれば心を開いてくれるかを考えられるのは貴重な体験だった」と語る。
番組の企画書をつくるためには、発想力や文章力が必要だ。取材交渉でコミュニケーション力も養える。撮影は班で行うので協調性も身に付く。
◇
FLPはジャーナリズム部門のほかにも、国際機関やNGO(民間活動団体)への就職を目指す学生に人気の「国際協力」や、地方自治体が抱える課題解決に取り組む「地域・公共マネジメント」など4部門があり、1年生の秋に志望動機書や面接で選考する。所属学部の授業やゼミと並行して取り組まなければならないため、学生の負担は重いが、FLPの人気部門では志願倍率が2倍に達する。「FLPがあるから」と中大に進学してきた学生も少なくない。
松野学部長は「縦割りな学部を超えた実践的な学習の機会を学生に与えることができる。今後も学生の高い意欲に応えていきたい」と話している。(伊藤史彦)
※学部横断型授業 専門分野の枠を超えた学習を可能とするため、各学部が連携して実施する教育プログラム。中央大の場合、全6学部の教員約50人が、所属学部の授業に加え、学部横断型授業の指導にあたり、2~4年生計約700人が履修している。
1885年に設立された英吉利(いぎりす)法律学校が前身。東京都八王子市や文京区などに6学部11研究科があり、大学院生を含めた学生数は約2万7000人。
太平洋沿岸の高台にある岩手県山田町立船越小学校。
2月17日の昼休み、相談室に遊びにきた児童らが、スクールカウンセラーの宮下啓子さん(54)に「怖かった」「サイレンの音が嫌だった」などと口々に言った。
その日の午前8時過ぎ、三陸沖を震源とする地震が発生し、震度3を記録した山田町の沿岸部には7か月ぶりに津波注意報が出された。発生直後、全校集会で体育館にいた児童約130人の中には、動揺して周囲を見回す子、声を押し殺すように両手で口を塞ぐ子もいた。
東日本大震災当時、船越小の校舎は今より10メートル低い敷地に立ち、津波は2階まで及んだ。児童や教職員は高台に逃れて無事だったが、校区内では家屋の4割が損壊した。
宮下さんは「震災の恐怖の記憶は根深い。普段は忘れていても何かのきっかけでよみがえる」と話す。
震災の翌2012年、臨床心理士の資格を生かし、被災した子どもたちの力になりたいと、大阪府内の中学校教員を辞めて岩手県宮古市に来た。県のスクールカウンセラーとして山田町などの小中学校を巡回する。
子どもたちは当初、震災の話には触れたがらなかったが、休み時間に声をかけたり、一緒にパズルで遊んだりするうち、話をする子も出始めた。
「絵を描くのが好きになった」。震災で父親を亡くした、ある小学校の高学年男児は面談でそう話した。理由を尋ねると、「お父さんが絵が得意だったから」と打ち明けた。父親を亡くした別の高学年の女児は「お父さんをよく思い出す。懐かしいというより、悲しいイメージ」と漏らした。
宮下さんは担任教諭らと協力し、子どもたちに少しずつ震災に触れさせる授業も始めた。
船越小6年のクラスでは昨年末、1995年の阪神大震災後に作られた絵本「かばくんのきもち」の読み聞かせをした。
震災後、無気力になったかばくんが、つらい気持ちを家族や友人に話す大切さを知り、元気を取り戻していく物語だ。地震にかかわる内容に表情をこわばらせる児童もいたが、宮下さんは苦しさに向き合うことで前へ進んでいけると伝えた。
個人面談で一人ずつ心理状況を把握した上で、今月3日の授業では、子ども同士が震災の体験を語り合った。冨山英恵さん(12)は「震災の話は友達ともしなかったけど、これからは逃げないようにしたい」と話した。
「震災を語り始めた子どもたちに寄り添っていけたら」と宮下さん。しばらくは被災地にとどまり、その思いをしっかり受け止めたいと考えている。
山田町 人口約1万6000人。東日本大震災では、沿岸部を中心に全戸の約4割が全半壊した。死者・行方不明者は824人。小学校9校、中学校2校、高校1校がある。船越小は昨年4月、被災3県で校舎が損壊した小中高校では初めて高台に移転した。
[写真]大阪駅にはトワイライトエクスプレスの最後の雄姿を見ようと大勢のファンが殺到している=12日午前11時15分ごろ、大阪市北区で
JRの豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が12日、ラストランの時を迎える。最後の雄姿を見ようと、沿線では大勢の鉄道を愛するファンが殺到。大阪駅でも多くのファンが写真撮影をしたり、ロープが張られるなどにぎわいを見せている。
大阪駅ホームにファンら殺到、シャッター音さく裂
[写真]大阪駅にはトワイライトエクスプレスの最後の雄姿を見ようと大勢のファンが殺到している=12日午前11時10分ごろ、大阪市北区で
同日午前11時10分ごろ、ホームにトワイライトが入線。それと同時に多くのファンのシャッターを切る音がさく裂した。また、電光掲示板の表示を撮る人の姿も多く見られた。
会社を休んできたという30代の男性は「どうしても最後が見たくて会社休んだ。ほんまにすばらしい寝台特急ですよ」と興奮気味に話し、シャッターを切っていた。
トワイライトエクスプレスは、同日午前11時50分に発車予定。
地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.701974472879&lon=135.49513431105&z=18
本記事は「THE PAGE」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。