政治そのほか速
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東京都千代田区のJR山手線で起きた架線の支柱の倒壊事故で、JR東日本は17日、支柱の上部にあった鉄製のはりを事故の18日前に撤去した際、社内マニュアルに反し、事前の強度計算を怠っていた、と発表した。はりの撤去で架線からの張力への強度が落ち、倒壊を招いた可能性がある。
社内マニュアルでは、工事で鉄道設備の構造が変わる場合、設計段階での強度計算を求めているが、今回その形跡はなかった。理由は調査中だが、工事計画の承認までに経る設計管理者など複数のチェックも素通りしていた。同社広報は「事前に強度不足が分かっていれば、今回の工事手法はとらず、事故を防げたかもしれない」と話す。
事故は12日午前6時10分ごろ、神田―秋葉原間で発生。支柱1基(基礎部分も含め約4・3トン)が倒壊し、先端が山手線のレールに接触。ワイヤでつながっていた1基も傾いた。JR東によると、鉄製のはりは倒れた支柱と線路2本をまたいで、別の支柱につながれていたが、3月25日に設備更新工事の一環で撤去された。それまで架線からかかる約5トンの張力には、このはりと、倒れた支柱の重さで耐えていたという。
自分が描いたイラストなどを、他人のTwitterアカウントで無断転載された場合に、権利者が簡単にTwitterに通報できるChrome拡張「無断転載スレイヤー」を、イラストレーターのナカシマ723さんがこのほど公開した。
【画像“パクツイ”を簡単に検索できる】
無断転載スレイヤーは、Twitter上で著作権侵害にあたる画像の無断転載を検索し、Twitterに効率的に通報できるツール。
氏名や住所、メールアドレスなど通報に必要な個人情報を入力した上で、検索キーワードを設定し、自分の著作物に関連しそうなツイートを検索。ツイートから画像パクツイを見つけた場合は、ツイート右肩に表示される追加ボタンをクリックしてパクツイをリストアップできる。
リストアップしたパクツイは、「報告」ボタンからTwitterに通報できる。Twitterの通報フォームに個人情報が自動で入力されるため、通報ごとに個人情報を入力し直す必要がない。通報後に処分された侵害ツイートと凍結されたアカウントの確認や記録、統計も行える。
ナカシマ723さんは、自ら描いたイラストのパクツイに困り、パクツイの実態や対策、警察や弁護士に相談した過程などを描いた漫画をブログ「パクツイBOTスレイヤー」で公開してきた。
パクツイ報告プログラムを作るため、昨年末からプログラミングを学習。1月には画像パクツイの削除依頼を支援するFirefoxアドオン「パクツイスレイヤー」を公開していた。Chrome版はプログラミング学習サイト「ドットインストール」やGoogle検索を頼りに開発。Firefox版より使いやすくなっているという。
「いぬあつめ」に「にゃんこあつめ」……ねこを集めて楽しむ人気スマートフォンゲーム「ねこあつめ」(開発:ヒットポイント)に便乗したとみられるスマホゲームが続々と登場している。それぞれ、個人開発のゲームのようだ。
【「にゃんこあつめ」はこんなゲーム】
「いぬあつめ」は、庭先に犬を集めるゲーム。ごはんを置いて犬が来るのを待ったり、集めた犬を「手帳」に記録するなどゲームシステムはねこあつめに酷似しているが、同じ犬ばかり大量に登場するなどグラフィックスの質が低く、広告がかなり頻繁に表示される。
「にゃんこあつめ」は、餌をめがけて走ってくる猫をひたすらタップして集めるだけゲームで、頻繁に広告が表示される。
「ねこつめ」というゲームも。名前こそねこあつめにそっくりだが、システムは全く異なる。段ボールの中にねこを詰め込むパズルゲームで、これはこれで、ねこあつめとは別物として楽しめる。
ねこあつめは、ごはんとおもちゃを庭先に置き、さまざまな種類のねこを集めて楽しめるゲームで、口コミを中心に人気が広がり、Android・iOS合計で200万ダウンロードを突破した。広告表示が少なく課金も控えめで、遊びやすいのが特徴だ。
大阪府泉佐野市南中樫井の国道26号交差点で16日午後、大型トラックが横転し、横断歩道を渡っていた近くに住む同市立長南小3年、北谷柊陽(しゅうや)君(8)が下敷きになり、死亡した。激しいブレーキ音と衝撃音が響き渡り、事故後すぐに近隣住人や通行人ら20~30人が現場に駆け寄った。そこにはトラックの下敷きになった北谷君の姿。集まった人たちは北谷君を助け出そうと、素手で車体を持ち上げようとしたが、びくともしなかった。「頑張れ、頑張れ」。全員が大声で呼びかけ続けた。
近くに住む自営業の男性(67)は「人の力だけでは無理だ」と、経営する工場からフォークリフトを現場に運び込んだ。トラックをリフトでわずかに持ち上げた隙に、近くにいた人が下敷きになっていた北谷君を引っ張り出した。「大丈夫か」。北谷君は周囲の呼びかけにも応じず、ぐったりしていたという。男性は「かわいそうでならない。もっと早く助け出していれば…」と悔しさをにじませた。
事故後に病院に駆けつけ、遺体と対面した北谷君の祖母(74)は、突然の悲報に「信じられない」とうなだれた。北谷君は最近、空手教室に通い始めた。2日前も新品の空手の防具を身につけ、「かっこいいやろ」とうれしそうにはしゃいでいたという。祖母は「まさかこんな怖い目にあうとは思わんかったやろうね」と声を震わせた。
ニホンウナギは、太陽や月の光を感知して、夜は深海でも比較的浅い場所を泳ぎ、昼は比較的深い場所に移動していることが、水産総合研究センターなどのチームの研究で分かった。これらの行動パターンから泳ぐ場所が推定できるため、これまで謎だった産卵場への回遊ルートの解明につながるという。15日付の米科学誌プロスワンに掲載される。
ニホンウナギは、国内の川や湖などで成長した後、海を数千キロ移動し外洋で産卵することが分かっている。
チームは2010年に親ウナギの産卵場である太平洋のマリアナ海溝付近で、12年には日本近海で、超音波発信器を取り付けた天然ウナギ計11匹と養殖ウナギ計5匹を放流し、漁業調査船で追跡した。発信器を通して、ウナギが泳ぐ場所の水深や水温などのデータを収集。船上では、太陽光の照度を観測し、ウナギが泳ぐ深さとの関係を詳しく調べた。
その結果、天然ウナギは日の出約1時間前に深く潜り始め、昼間は水深500~800メートルの深海で泳ぎ、太陽の照度が高いほど深い場所で遊泳していた。その後、日没とともに浮上を始め、水深150~300メートルの比較的浅い場所で泳いでいた。養殖ウナギにはこうした行動はみられなかった。昼は外敵を避けるために深く潜るが、深い場所は水温が冷たいため、夜は比較的温かい浅い層で泳ぐと考えられるという。
今回分かった行動パターンから、ウナギが泳ぐ場所の日の出や日の入りの時刻を把握し、それを基に緯度や経度を計算。ウナギの位置を推計したところ、実際に追跡した場所とほぼ一致した。チームの張成年・中央水産研究所主幹研究員は「深い海でも光を感じる高感度なセンサーを目に備えていると考えられる。泳ぐ深さのデータをもっと多く集めれば、回遊ルートを把握できる可能性がある」と期待する。【下桐実雅子】