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日本マイクロソフト株式会社は3月11日、2015年3月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は14件で、このうち最大深刻度「緊急」が5件、「重要」が9件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで45件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。
「緊急」
MS15-018:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3032359)要再起動
MS15-019:VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3040297)再起動が必要な場合あり
MS15-020:Microsoft Windows の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3041836)再起動が必要な場合あり
MS15-021:Adobe フォント ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3032323)要再起動
MS15-022:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3038999)再起動が必要な場合あり
「重要」
MS15-023:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3032328)要再起動
MS15-024:Microsoft Office の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3033857)再起動が必要な場合あり
MS15-025:グループ ポリシーの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3004361)要再起動
MS15-026:Microsoft Exchange Server の脆弱性により、特権が昇格される(3040856)再起動の必要なし
MS15-027:NETLOGON の脆弱性でなりすましが行われる(3002657)要再起動
MS15-028:Windows タスク スケジューラの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3030377)要再起動
MS15-029:Microsoft Photo Decoder コンポーネントの脆弱性により、情報の漏えいが起こる(3035126)再起動が必要な場合あり
MS15-030:リモート デスクトップ プロトコル の脆弱性によりサービス拒否が起こる(3039976)要再起動
MS15-031:Schannel の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3046049)要再起動
このうち、MS15-018(CVE-2015-0072、CVE-2015-1625)およびMS15-031(CVE-2015-1637)は、脆弱性が一般に公開されていた。またMS15-018(CVE-2015-0072)は、脆弱性を悪用しようとする限定的な攻撃が確認されていた。
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