政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
昨今、“動画広告”という言葉を耳にする機会が増えてきた。
2013年に「動画元年」と言われてから現在に至るまで、動画広告市場は急激な拡大を遂げている。スマートフォン・タブレット端末の普及や通信速度の高速化により、動画をどこでも快適に視聴できる環境が整備されてきた。
また、動画広告に関連するアドテクノロジーが発達し、従来のインバナー型(Web 上で配信される動画再生中にディスプレイ型バナーが表示されるタイプ)、インストリーム型(動画コンテンツの前後もしくは中間に挿入されるタイプ)だけでなく、インリード型(テキスト記事の間に表示されるタイプ)や Facebook、Twitter などの SNS、キュレーションメディアなど動画広告を配信できる枠が急速に増えた。
このような環境の整備とアドテクノロジーの発達の結果、ユーザーが動画広告に接触する機会は大幅に増えたといえる。
これらの変化に伴い、動画広告を活用する企業も増えている。しかし、「動画広告って CPA(Cost Per Acquisition:顧客獲得単価)高いでしょ?」「何を KPI(Key Performance Indicator:重要業績指標)として見るの?」などの声を聞くことは少なくない。TVCM や通常の Web 広告と比較すると、最適な KPI を設定できていない企業が依然として多いように感じる。
そこで今回のコラムを通して、動画広告に期待する広告効果を最大化するために、設定すべき KPI と評価方法について説明していこう。
(1)認知拡大・商材理解の促進
認知拡大を目的に動画広告を活用する企業は多い。その場合は“認知”の方向性を明確にし、その方向性に合わせて KPI を設定する必要がある。
ひとつは、企業名やブランド名の認知拡大といったリーチ数を重視する場合である。サービスの具体的な内容ではなく、TVCM のように企業名やブランド名を広く認知させたい場合、動画広告の KPI は「視聴 UU 数」(ユニークユーザー数)に置くと良いだろう。視聴 UU 数を見ることができない場合は、再生数に設定する。動画広告を視聴したユーザー=認知したユーザーとしてカウントすると、どれだけのユーザーに認知させることができたのかを評価する目安となる。
もうひとつは、サービス内容などについて、深い認知・理解を重視する場合である。この場合は「各視聴割合(25%、50%、75%、100%)の視聴率」を KPI に置くと良いだろう。…