政治そのほか速
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ガラケーユーザーには悪いニュースだ。日本の携帯端末メーカーが独自のOSを搭載した「ガラケー」の生産を、17年以降に中止すると、24日の日経新聞が報じた。
これに、ネット上では「もう電話できない」「ひとつの時代が終わった」などと悲観する声が湧き上がっている。「電話がしやすい」「片手でメールが打てる」など愛好者にとってガラケーのメリットは大きかった。
今後、どうしてもガラケーを使いたければ、多くのスマホが採用している「アンドロイド」を搭載しながら見た目は同じの“ガラケー風”を手に入れるしかない。auが今年の2月に発表し、ドコモが年内に複数機種を投入する予定だ。
とはいえ、“ガラケー風”の中身はスマホ。月々の料金もスマホ並みに高い。「通話とメール」さえできればOKというガラケーユーザーが高い料金を払わされるのはおかしな話だ。ガラケーユーザーに“逃げ道”はないのだろうか。
「現状で料金を抑えたいなら、格安スマホに乗り換えるしかないでしょう。ガラケー慣れした人は操作に苦労しそうですが……」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)
確かに格安スマホなら月額3000円前後だ。しかし……。
「携帯メールアドレスが付いていないので、ヤフーやグーグルのフリーメールに登録しなければなりません。ガラケーのメールに慣れた中高年ユーザーは、登録、閲覧方法が分からず、つまずいてしまうケースが多いようです」(スマホ評論家・新田ヒカル氏)
スマホ料金の“ガラケー風”を選ぶか、格安スマホと格闘するか。いずれにせよ、ガラケーはもう諦めるしかなさそうだ。