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シンガー・ソングライターの長渕剛(58)が6日、千葉・市原市市民会館で全国ホールツアー
「ROAD TO FUJI」(4月19日まで13公演)をスタートさせた。
8月22日に富士山麓で10万人を集めて行うオールナイトライブに向けたツアーで、
同ライブに向けた新曲「富士の国」を初披露。
満員のファンに「俺たちのエネルギーを富士にぶつけるぞ!」とシャウトした。
アンコールで長渕は切り出した。「今日はこの歌をしっかり覚えて欲しい。新しい歌だ」―。
できたての渾身の新曲「富士の国」。日本の象徴である富士山への熱い思い、
命の強さと気高さをパワフルに叫び歌った。
ノリの良いサビでは、初めて聴くはずのファンも思わず拳を突き上げた。
新曲は、富士山麓の「ふもとっぱら」(静岡県富士宮市)で10万人を集めて行うオールナイトライブのために取り組み、
4日に完成したばかり。今後、レコーディングを行い、富士山が2013年に「富士山―信仰対象と芸術の源泉」として
世界文化遺産に登録された6月22日の発売を目指す。
ステージでは「みんなで富士に登るための歌だ」と紹介。「大変だったんだよ。今日に合わせるのは」と照れ笑いした。
この日は新曲のほかに、代表曲の「とんぼ」や、昨年末のNHK紅白歌合戦で初披露した「明日へ続く道」など、
16曲を聴かせた。ホールに集まった約1500人のファンには「周り田んぼだらけ。懐かしいよ。俺も田舎っぺだから
同盟結ぼうじゃないか」と呼び掛けた。
今回のツアーは千葉に始まり新潟、岩手、東京、北海道、熊本、山梨など全国12か所で13公演行う。
いずれも2000人収容級の会場ばかりだが、長渕自身が「ここ最近のツアーで訪れることがなかった場所に行きたい」
とあえて希望。汗も飛んできそうな、ファンとの距離が近い会場で“長渕魂”を注ぎ込む。
この日、本番まで残り半年を切った音楽人生最大のイベントへ向け無事に第一歩を踏み出した。
約2時間、全力で歌い続けた。「市原に来てよかった。心から感謝します。夏、待ってるぜぇ!」。
全国のファンからパワーをもらい、8月の富士山で一気にマグマを爆発させる。
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150307-OHT1T50010.html
http://www.hochi.co.jp/photo/20150307/20150307-OHT1I50013-L.jpg