和歌山県紀の川市で小学5年生の男の子が殺害された事件で、殺人の疑いで
逮捕された男が、事件への関与を認める供述を始めたことが捜査関係者などへの
取材で分かりました。
警察は供述の裏付けを進めるとともに、事件のいきさつを調べています。
今月5日、和歌山県紀の川市の住宅街で小学5年生の森田都史さん(11)が
刃物で刺されて殺害された事件で、警察は近くに住む無職の中村桜洲容疑者
(22)を殺人の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、調べに対し中村容疑者は当初、「男の子を殺していない。
見たこともない」と容疑を否認していましたが、その後、事件への関与を認める
供述を始めたことが捜査関係者などへの取材で新たに分かりました。
これまでの調べで、容疑者の自宅で押収された刃渡りおよそ40センチの
刃物や玄関の靴入れに付いていた血の痕から男の子と同じ型のDNAが検出され、
警察は容疑者が事件に関わったことを示す証拠とみて調べを進めていました。
捜査関係者などによりますと、容疑者は精神的に不安定な状態で、弁護士は
警察などに慎重に捜査を進めるよう要望したということです。
警察は供述の裏付けを進めるとともに、事件のいきさつを調べています。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150214/t10015459761000.html