(2015/02/14-11:03)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015021400153
(記事)
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/0150214at32_p.jpg
(写真)カナダのオカナガン・スペシャルティ・フルーツ社が開発した
茶色にならないリンゴ(下)。上は通常のリンゴ(同社提供)
【シカゴ時事】米農務省は13日、カナダのベンチャー企業が開発した遺伝子組み換えリンゴの
新品種を認可した。従来のリンゴのように切り口が茶色に変色せず、長持ちするのが特長。
開発したのは、オカナガン・スペシャルティ・フルーツ社。組み換え技術を用いることで、リンゴの果肉を
茶色に変える酵素の発生を抑えられるようにした。同社は農家の協力を得て新品種の作付けを急ぎ、
2016年後半から順次市場に投入する計画だ。
ただ、組み換え作物に対しては、安全性への懸念が根強く、市民団体などは認可に反対してきた。
アップルパイを販売する米ファストフード大手マクドナルドは、承認前から「組み換えリンゴを使う
計画はない」と強調しており、どこまで米国の消費者に受け入れられるかは不透明だ。(2015/02/14-11:03)