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<耕活>災害時も新鮮な野菜を 高知大生、地域と連携し栽培

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<耕活>災害時も新鮮な野菜を 高知大生、地域と連携し栽培

 <耕活>災害時も新鮮な野菜を 高知大生、地域と連携し栽培

 南海トラフ巨大地震などの災害に備え、耕作放棄地を活用して食料備蓄に励むプロジェクト「耕活」に取り組む高知大の学生サークル「高知大学防災すけっと隊」の初収穫祭が21日、高知市岩ケ淵で開かれた。非常食用として、災害時に不足するビタミンを補うチンゲンサイやミズナなど9種類の野菜を育ててきた。
 
  耕活は災害時に道路が寸断され、食料や援助物資が届かないことを想定。同隊は昨年5月から地域住民と協力し、耕作放棄地約200平方メートルを整備、栽培に取り組んできた。
 
  この日は同隊のメンバーと地域住民ら約30人が参加。収穫祭は地区の炊き出し訓練も兼ね、参加者が力を合わせて収穫した野菜はビニール袋を使って炊飯した米と一緒に雑炊やおひたしに調理。「おいしい!」「やっぱり無農薬は違うな」などと声が上がり、近くの松本瑛子さん(73)は「普段会うことのできない地区の人とも交流でき、これなら楽しく防災について話し合うことができます」。
 
  収穫後には大槻知史・高知大准教授(38)による「防災袋」の作り方などを紹介する「青空講義」も開催。農地は、野菜栽培とともに、地区住民らが防災などについて話し合う「コミュニティーカフェ」としても活用される方針で、同隊の折中新代表(21)=理学部3年=は「今後も地区の方たちと一緒に盛り上げ、災害に強いコミュニティー作りのお手伝いができれば」と話した。【岩間理紀】

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