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群馬大医学部付属病院(前橋市)の40代男性医師による腹腔(ふくくう)鏡手術で8人が死亡した問題で、2遺族の弁護団が6日、記者会見し「重大で悪質な医療過誤。病院の最終報告書は検証が不十分だ」と批判した。開腹手術で死亡した患者が良性の腫瘍だったと判明したのに遺族に伝えず、生命保険の診断書に「がん」と虚偽記載した問題については「虚偽有印公文書作成罪に該当するような行為だ」と指摘。刑事処分や医師免許取り消しなどが検討されるべきだと主張した。
弁護団は遺族からカルテや手術の録画映像の提供を受け、独自に調査。腹腔鏡外科専門医に検証を依頼したところ「執刀医の腕は相当稚拙」「100人中100人の医師がする事前検査を怠った」「ここまで記載のないカルテは見たことがない」と判断されたという。
弁護団によると、遺族は男性医師に「手術しないと死ぬと言われた」「すごく簡単な手術だから大丈夫と言われた」と事前説明されたと証言。手術の同意書に「腹腔鏡」の文字すらないケースもあり「同意なき違法な手術だ」と主張した。
70代の女性を亡くした遺族は「執刀医が謝罪の念を述べているということすら聞いていない」と話しているという。【尾崎修二】