政治そのほか速
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メガネをかけると、現実の風景に震災前の様子が重なって見える…。宮城県の高校生が考えた、ウェアラブル端末に震災前の風景などを映し、被災地を巡るという観光アイディアを形にするための商品開発が進んでいる。
今月14日から仙台市で開かれる国連防災世界会議でのお披露目に先立ち、9日、東京都内で仙台市のウェブ制作会社、ディー・エム・ピー(dmp)とソニーが報道陣向けに公開した。
これは、昨年行われた「第8回観光甲子園」でグランプリを受賞した名取市の宮城県農業高校が考えた観光アイディアにもとづいて、dmpがソフトを企画制作、ソニーがウェアラブル端末技術を提供したというもの。
メガネ型端末「スマートアイグラス」をかけて、被災地をめぐると、震災前後の町並みや名取市を襲った津波の高さなどが現在の風景に重なって映し出されるのと同時にスマートフォンからは被災時の様子を語る音声が流れ、記憶の風化が進む被災地の様子が追体験できるという仕組みだ。
15日には、名取市の閖上(ゆりあげ)中学校から、仙台湾沿いの貞山(ていざん)運河をめぐる体験ツアーを行う。dmpではこの被災地ツアーでの実験結果を踏まえて、2015年度中に被災地観光のツールとして導入をはかっていきたいとしている。