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18日、チュニジアの首都チュニスで、武装集団に襲撃されたバルドー博物館周辺に展開する治安部隊(AFP=時事)
【カイロ時事】チュニジアの首都チュニスで18日、武装集団が国会議事堂と国立バルドー博物館の敷地内で観光客を襲撃した。シド首相は記者会見で、欧州人観光客17人とチュニジア人2人が死亡し、少なくとも22人が負傷したことを明らかにした。病院関係者は負傷者リストの中に日本人1人の名前が含まれていることを明らかにした。日本大使館は確認を急いでいる。
博物館内には一時、多数の観光客が取り残され、一部が人質になったが、その後の治安部隊による救出作戦で全員が解放された。内務省によると、治安部隊は作戦で武装集団の2人を殺害し、治安部隊側の1人も犠牲になった。
シド首相によると、武装集団の2人は軍服を着用。敷地内に入り、バスから降りた観光客らに銃撃を加えたという。その後、博物館内に居合わせた観光客の一部を人質に取った。治安当局は、ほかにも少なくとも3人が襲撃に関与したとみて、捜査している。
バルドー博物館はモザイク画で世界的に有名で、チュニスの主要な観光地となっている。犠牲になったのはスペイン人、ドイツ人、イタリア人、ポーランド人。
事件発生時、数百人が敷地内にいた。地元テレビの映像では、敷地に入った治安要員が銃を構える中、大勢の人々が走って外に脱出する場面が映し出された。
武装集団の正体は不明。チュニジアではこれまでに過激派組織「イスラム国」に共鳴する若者ら数千人が、同組織が活動するシリアなどに渡航した。