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カップルらが訪れる北九州市八幡西区の吉祥寺の大藤棚=26日
有数の藤の名所である北九州市八幡西区の吉祥寺の花が4月下旬から見頃を迎えた。境内に広がる約1000平方メートルの大藤棚は、市の保存樹に指定されている樹齢約160年の紫藤をはじめ、十数本の木で埋めつくされ、長く垂れた花が揺れ甘い香りを漂わせている。
吉祥寺は浄土宗第二祖の鎮西上人生誕の霊場で、難産の末に亡くなった母をとむらうために建立したのが始まりといわれており、安産祈願に訪れる人が後を絶たない。ライトアップされた夜間に訪れたカップルは、藤の花の優しい香りや色に包まれ、幸せなそうな雰囲気を漂わせていた。