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市内電車「富山駅」の開業式に参加した森市長(中央)ら
北陸新幹線開業を翌日に控えた13日、富山は「もう一つの開業」(富山市)に沸き立った。新設される新幹線駅の高架下に、富山地方鉄道の路面電車「市内電車」の新停留場「富山駅」がオープン。周囲が熱気に包まれる中、開業式には森雅志市長や石井隆一知事、北川イッセイ国土交通副大臣など約160人が参加した。新幹線駅の高架下に路面電車が乗り入れるのは全国初。
式典で森市長は「これまで富山市にとって百年の計という思いで取り組んできた。誠に感慨深い」と語った。
出発を待つ市内電車=いずれも13日、富山駅
市内電車を運行する富山地方鉄道によると、新幹線との乗り継ぎ時間は5分前後。
市では新幹線開業に合わせ、市内電車の軌道を約160メートル延長。2019年度をめどに軌道をさらに90メートル延長し、駅裏を走る市内電車路線とも接続する計画だ。市によると、市内電車の軌道延長も全国的に珍しいという。