政治そのほか速
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生徒にけがはなく、通常なら市の処分規定で最も軽い「校長指導」に当たるケースだが、教諭は過去2回、体罰で懲戒処分を受けており、より厳しい処分を科した。
市教委によると、教諭は昨年9月、体育の授業中、生徒が注意する際の教諭の口ぶりをまねたことに腹を立て、胸ぐらをつかんで倒すなどした。生徒にけがはなかった。教諭は市教委の聞き取りに、「体罰をやってはいけないと十二分にわかっていたが、手が出てしまった」と話したという。
教諭は2012年、生徒の顔を殴るなどしてけがを負わせ、停職3か月の懲戒処分となった。13年度にも、注意に口答えした生徒の首に打撲を負わせ、減給6か月の懲戒処分を受けた。このため、市教委は今回、「体罰を繰り返すのはもってのほか」として、処分のレベルを通常の校長指導から4段階引き上げ、減給1か月とした。