政治そのほか速
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パチンコ機器の製造やゴルフ会員権販売などを手掛ける「コスモ・イーシー」の関係会社で、不動産賃貸業「インターナショナルイーシー」(東京都文京区)が東京国税局の税務調査を受け、2011年5月期の1年間で約200億円の所得隠しを指摘されたことが4日、分かった。
バブル崩壊以降にインター社が保有していた多額の負債の処理をめぐり、国税局は課税を逃れるための悪質な仮装・隠蔽(いんぺい)があったと判断したもようだ。
同社は既に修正申告した。法人税の追徴税額は重加算税を含め数十億円。ただ、同社は昨年12月に東京地裁で破産開始決定を受けており、大部分は納付されていないとみられる。
民間信用調査会社によると、インター社は1984年に現コスモ社社長が設立。バブル期などに米国のゴルフ場を買収したり、不動産を購入したりする資金として多額の借り入れを行った。
98年時点で、国内の銀行などに計200億円超の借入金があった。近年の営業は所有ビルの賃貸などだけで、最近は実質的な活動を停止。破産開始決定時の負債は約485億円という。
インター社の担当者は「コメントできない」と話した。